2015-04-19

ひきこもり社会復帰するなら過去墓場まで持っていく覚悟必要

よく人付き合いの仕方を説いた本や講座などでは、

自分の弱みを他人に見せられないと信用されない」と言われています

それはそうかもしれませんが、やはり程度問題があると思います

例えば、自分家族精神衛生上問題があると告白するのは大変リスクのある行為です。

また、犯罪歴無職ひきこもり歴など、社会通念上では一般的でない経歴を他人に言うと、

互いの関係を壊すことになりかねません。

実を言うと、私は学生時代に鬱や各種の不安障害を発症し、比較ハードな元ひきこもりニートでした。

正確には一時的バイトをしたみたり、専門学校に通ったりと完全な引きこもっていたわけではないですが、

何とか大学卒業した後、10年間くらいは定職にも就かず、フラフラとしていました。

というより、病気理由社会から撤退していました。

はいえ、もう年齢はアラフォー世代になってしまいましたが、幸運にも社会復帰することが出来ています

同じ境遇の方の参考にならないかもしれませんが、親戚が地方比較的大きな会社経営者だったので、

そのコネでほぼ無条件で正規の仕事にありつけたのです。両親には面子という意味で大変な負担をかけてしまいました。

仕事について詳しくは書けないのですが、福祉関係タクシー運転手のようなものです。

労働条件年収手取りで300万円弱の正規社員で、

10年間も遊び呆けていた人間にしては上等な働き口だと感じています

まともに就職する覚悟が出来たころから、どんな辛いことでもやり抜こうと思い、

社会と長い間うまく関わりを持てなかった苦しさや恥、弱みを受け入れ、

前向きな努力へと繋がるように生きてきたつもりです。

一番の問題はやはり人間関係の築き方でしたが、最も苦手な雑談飲み会も血の滲む思いで耐えてきました。

また、30歳過ぎまで女性と付き合ったこともなかったのですが、努力の末に相手を見付けることも出来ました。

相手は4歳年下の女性です。知人の紹介で知り合った方でした。お互いに人見知り過ぎるところが逆にウマが合いました。

しかし、昨日、別れることになりました。直接の原因は、上に述べた自分過去を曝け出したことです。

どうやらそうした人生の経歴は、普通な生き方をしてきた普通の人々には「犯罪者」に近い感情を与えてしまうようです。

例えば、殺人を犯して服役した後に社会復帰した人物と似たような立場と考えてみてください。

それは社会に許されないような生き方に逃げ込んでしまった私たちが抱え込む社会的烙印かもしれません。

昨晩から厳しい現実の前に打ちのめされ、繰り返しやってくる悲しみと後悔に苛まれながら、この文章を書いています

彼女もとい元彼女とは一年ほど付き合い、お互いに結婚意識していたと思います

私は収入貯金に乏しいことを気にしていましたが、

元彼女共稼ぎでも良いからずっと一緒に暮らせればいいね、出来れば子どもも欲しい、といったことを良く言っていました。

実際、数か月ほど半同棲生活をしていました。

そこで(いま考えると甘い考えですが)自分としては、結婚する前に恥ずかしい過去、弱みは伝えておいた方が良いと思い、

相手に対して自分が長いこと定職に就かず、30歳過ぎまで引きこもりに近い生活をしていたことを包み隠さず告白しました。

自分としては、相手が過去を受け入れてくれるだろうという自信があったのですが、

話を始めると次第に相手の顔が青ざめたような表情になっていき、

話が終わる頃には軽蔑嘲笑とが入り混じったような目線を向けていることに気付きました。

(どうやら何か大きな隠し事があると勘付いてはいたようですが、想定外の内容だったようです)

詳細は省きますが、非常に強い調子説教され、最後には詐欺に遭ったような気分だとまで言われました。

まり、相手の心が完全に離れて行ってしまったのです。程なくして別れ話が持ち上がりました。

ほんの数日前まで仲の良い恋人同士であったことが幻のようです。

彼女の口から自分過去が多くの知り合いに知れ渡ってしまうことを恐れています

結論を言えば、あなたが無事に社会復帰を成し遂げたとしても、

特に成人後に)引きこもりであったり、長い無職歴があることは他人に伝えてはいけません。

自分の心に嘘を付いているような気分になるかもしれませんが、それだけは話してはいけないのです。

確かに世の中にはそんな過去を受け入れられるような器の広い人物もいるでしょうが

一般人の多くはそうした経歴を許容してはくれないと思います

ようするに、私たちハードな元ひきこもりニートは、死ぬまで自分過去他人に曝け出すことは出来ないのです。

死ぬまで本当の意味他者に受け入れてもらうことは出来ないのです。

たとえ社会復帰出来たとしても、人々はあなた過去を許してはくれないでしょう。それは人殺しに似た重すぎる事実なのです。

ただ、いま漠然と思うことは、もはや自分幸せよりも、どんな小さなことでも良いので、

他人社会のためになることをして生きていきたいです。

死ぬまでに少しずつ罪滅ぼしをする人生を送っていけたらと考えると、先の人生に少しだけ希望が見えるような気がします。

ここまで長々とご精読ありがとうございました。

  • この押し付けるスタイル怖い

  • 最後に前向きなことを書けるようになっただけ成長してるってことじゃないのか

  • 厚生年金の上澄み部分が10年分飛んでるてことだからね、妥当正当。常識の範囲内。

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