増田は完全にコンセプトに惑わされてしまっており、画面を真摯にみつめていなかったことがわかる。
日本最古の物語で10~16世紀でまとまった話だったら、当時の世界観に合わせた、
せめて当時の古地図に見て取れる、ゆがんだ日本列島や、巻物に描かれた俯瞰図のテイストを素に描かれた、
山や緑や街が、墨絵の雲の向こうに消えてゆく様な風景を描くべきだったろうと思うのだが。
ここで映画を観た人たちにはもう一度思い返してほしい。かぐや姫の物語という映画はほんとうにそのまま、近世までの日本画をトレースしたような絵だっただろうか?
民衆の描写や、貴公子たちの振る舞い、阿弥陀如来来迎図など、あからさまに引用とわかる表現は確かに沢山あった。
しかしながら、かぐや姫たちの造形は日本画にでてくるそれであっただろうか?
翁や媼はどうか? 話題の帝は?
場面ごとのレイアウトも思い出してみよう。
遠近法にかすりもしない、カメラで写したそれからはまったく遠くにあるような、そういう画面が映画全体のどれほどを占めていただろうか?
高畑勲が望んだのは、かつての日本画の要素としてみられた、「線の力強さとそこに現れるほんものらしさ」をアニメの世界に復活させようという試みである。
日本の伝統的古来を再現させようと言う試みではない。
であるからして、かぐや姫の物語という映画において、現代的な視点で構成された画面がでてくることはなんの不合理もないはずである。
なぜ増田はラストの現代的な地球に違和感をおぼえてしまったか?
先ほど初観。噂通りの地雷臭が凄い作品だった。 ジブリ美術館の15分短編作品にする程度の企画を、あの期間と人数と予算使ってコレ!?っていう。 絵の動きや話のアレンジはそれなりで...
増田は完全にコンセプトに惑わされてしまっており、画面を真摯にみつめていなかったことがわかる。 日本最古の物語で10~16世紀でまとまった話だったら、当時の世界観に合わせた...
こちらの意見に同意かな。最後の違和感も含めて計算づくの演出だと思う。 せめて当時の古地図に見て取れる、ゆがんだ日本列島や、巻物に描かれた俯瞰図のテイストを素に描かれた...
高畑が描こうとしてるのは現代的な問題意識なんだからあれでいいんだよ。 そもそも竹のリアルな光り方を二ヶ月考える人が地球をリアルに描かないわけないだろ。
その高畑の意識を問題にしているんだろう
竹が光るとき、急に周囲が暗くなるでしょ それまでは淡い水彩画のタッチを優先して薄暗い竹藪でもベースは紙の白を残していたのに、 それでは竹が光っている感じを表現できないから...
竹が光るとき、急に周囲が暗くなるでしょ それまでは淡い水彩画のタッチを優先して薄暗い竹藪でもベースは紙の白を残していたのに、 竹が光っている感じを表現できないから急に暗く...
竹が光るとき、急に周囲が暗くなるでしょ それまでは淡い水彩画のタッチを優先して薄暗い竹藪でもベースは紙の白を残していたのに、 それでは竹が光っている感じを表現できないから...