2015-03-15

バビロンのキマシタワー進化論3

バッテリーを充電中…

充電してる間、色々な思考が私の頭の中をぐるぐるとめぐった。

あれは初恋だったのかもしれない。

出会いはあるネットゲームだった。

今ではHNとして「セーナ」が通名になっているが、はじめは「静奈」だった。

本名のシズナのつもりだったが、みんな「セイナ」と読んでいて、いつのまにかセーナになっていた。

そこで「カズキ」という男性アバター出会った。

私がネット上で仲良くなった最初男の子だった。

なんだか彼の雰囲気は他の男の子とは違う感じがした。

というのも、学校にいる同世代男子というのはガサツで下品だった。

何やらHな本を見て盛り上がってたり。

正直キモイと思った。

スカートめくりしかコミュニケーションをとれないような幼稚な奴らと対照的だったのも魅力の一つだ。

カズキは男同士の会話でも、下品な会話は苦手なようだった。

お互いのことを少しずつ話すうちに、年が同じことと、現実では学校になじめてないことがわかり、

次第に二人でパーティーを組んだり狩りにでかけるようになった。

ゲーム内で私たち結婚していた。

このゲーム結婚するとお互いをその場に召喚したり、便利だったからだ。

結婚イベント指輪アイテムの交換によって承認される。

ゲーム攻略のため、利便性のためだとわかってはいたが、お互いなんだか照れ臭かった。

カズキとは現実に会ったことはない。

ゲーム内のチャットで会話するだけ。

それでも私はカズキが好きになっていた。

疑似恋愛というのか、二人で過ごす時間が楽しくて、そして幸せだった。

カズキ…逢いたいな

・・・

ピョイン!!

バッテリーの充電が終わったようだ。

淡い恋の妄想からいきなり現実に引き戻された。

そうだ。なんとなく勘だけど、このおばあちゃんのスマホからアクセス特殊ものなんだ。

これでネットに繋げば何かわかるはず。

とりあえず、何から手をつけようか・・・・?

つづく

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