2015-02-24

私がナルコレプシーと気付くまで

16歳の頃、高校の集会で寝てしまった。これが私の記憶で一番古い居眠り。全てはここから始まった。

18歳の頃、大学へ行くバスで熟睡をするようになる。

20歳の頃、就職活動会社説明会の場で寝てしまった。その場は熱中症という事にして帰らせてもらった。

22歳の頃、新卒入社した会社研修の場で寝てしまった。その頃は「朝飯食べ過ぎなんだ」と解釈して、朝飯を無くした。しかし良くなることは無かった。

23歳の頃、居眠りが激しくなり、毎日のように眠気と戦う日々。「寝ちゃだめだ、寝ちゃだめだ」と思うと思うほど、眠気が襲ってくる。緊張すると眠くなるという方程式にまだ気付いておらず、鬱病だと勝手解釈して心療内科へ通う事になる。

眠気の原因が抗うつ薬副作用勘違いして、様々な抗うつ薬を手に付ける。当時の主治医には、眠気を取る薬は存在しないと言われていた。

そして会社をクビにされる。理由抗うつ薬の過剰摂取による体調悪化と、居眠り。

24歳になるまで引きこもる。減薬の日々と、減薬による体調変化に対応しきれず、毎日のように横になっていた。新しい主治医でも、眠気を取る薬は存在しないと言われる。

25歳の頃、再就職成功しかし眠気は収まらない。そしてようやく緊張と眠気の関係性を疑うようになる。

ネットサーフィンをして、「ナルコレプシー」という病名を知る。ありとあらゆる項目に当てはまり、間違いなく私はナルコレプシーだと思うようになる。

3人目の主治医ナルコレプシーの事を聞くと、検査は出来ないものの、少し症状が和らぐ薬はあるとして、初めてナルコレプシーの薬を処方して貰う。

以上です。私がナルコレプシーだと気付くのに9年かかりました。その間に新卒入社した会社をクビにされ、人生ねじ曲がりました。

昼間の眠気に違和感を感じる方は、積極的病院相談に行ってください。自分意思でない居眠りで会社をクビにされた人は多く居るはずです。また、相談する際は睡眠薬を服用するのは必ずしも正しいとは言えません。過眠症睡眠薬では解決しません。ただただ、夜はかなり眠れて、昼も眠れてしまうだけです。病院脳波検査が出来る所へ行ってください。

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