癌って、死ぬまで比較的時間があるので本人も周囲も気持ちや物品の整理をしやすいし、最後の最後が近づくまでは(痛みさえなんとかすれば)案外動ける。
そういう意味で、死に至る病としてはかなり悪くない方の病気だと思う。人間は誰だっていつかは死ぬのだし。
なので、がんで死ぬ人が多い社会は幸福なんじゃないかと思っている。
それに比べて、痴呆は本人も不幸だし周囲も不幸にするひどい病気だ。
癌は人間の尊厳を奪わないが、痴呆は尊厳など木端微塵にする。家族は精神的にズタズタになる。本人への愛情が深ければ深いほど。
癌の研究に使う金があったら、痴呆の研究に使うべき。
誰もが100%癌になる世界はそんなに不幸じゃないと思う。
誰もが100%痴呆になる世界には絶望しかない。
Permalink | 記事への反応(1) | 14:34
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誰もが100%癌になる世界はそんなに不幸じゃないと思う。 その通り。貧しい国ではガンになるまでもなく感染症とかでバッタバタ死ぬ。 癌の研究に使う金があったら、痴呆の研究に...