△ アプリにより、操作性は若干異なる。検索機能はついているので、索引をぱらぱらめくりたくなる本にはいいかもしれない。目次機能は、ちゃんと本の売り手が頑張って作ってくれていたら便利だが、本の売り手がサボって、ろくな目次がない本も多い。
小説などでは、文字の大きさが変えられる。その場合、PDFと違ってページという概念がないため、文字を大きくしたからといって、行を読むためにスクロールが必要になることはない。漫画やその他一部の本では、ページ単位となっており、拡大するとスクロールが必要になる。
人やデバイスによっては、目が疲れたり、手が疲れたりするかもしれないので、本気で電子書籍を読むつもりなら、専用端末か、持ちやすく見やすいタブレットを購入することをお勧めする。
紙の書籍と比べ、そこまで読みづらくないレベルには達していると思うが、決して、紙の書籍より読みやすいとは思わない。・・・・まぁ、暗いところでは電子書籍の方が読みやすいかも。
△ 暗号化されておらず、かつ、オープンなフォーマットであれば、バックアップさえ適切に取れば、無劣化で災害にも強い保存が期待できる。
しかし大手電子書籍サイトで売られている電子書籍の大半は、暗号化され、サービスと紐づけされており、サービス終了後にどうなるか、その日がいつ来るのかが不透明。現に、日本でも電子書籍サイトがサービス終了し、その後のサポートが不十分と言わざるを得なかった事例が存在する。(もっとも、利用規約にはサービス終了時には運営者は何一つ責任を取らない旨が書かれていたであろうし、それに納得して利用していたユーザの自己責任、とはいえるであろうが。そういったリスクをユーザが負わされること自体が、電子書籍の欠点といえる)
アプリの使い勝手などは、今後、解決していき、電子書籍の方が普通、という時代は近い将来訪れるであろう。紙では出版せず電子書籍版のみ販売、という本も、今でもあるが、今後はもっと増えていくと思われる。