2015-01-03

例によって牛乳危険

牛乳チーズヨーグルト発がん性危険 寿命短縮や骨折増加との調査結果も」http://biz-journal.jp/2015/01/post_8457.html

例によって例のごときマクロビオティック論者による牛乳NG論。普通に読めば、一見根拠としているように見える数字の扱い方などが、統計的に見て全く無意味であることで分かると思うのだが…。

イギリス医学誌「British Medical Journal」は、牛乳摂取量の多い人は、少ない人と比べて寿命が短く、女性では骨折が増えるとの研究結果を紹介しています調査対象スウェーデン人)。

これを読んだだけで、「なぜスウェーデン人だけの調査でこれが言えるのか?」と疑問をもつのは当然なので、詳しくは元に近い記事(たとえばhttp://www.afpbb.com/articles/-/3030268)を読めばよく分かると思うが、引用されたような結論が出せるとは全く言えない。

アメリカ人女性は8人に1人が乳がんになるといわれるのに対し、日本人女性20人に1人ほどではありますが、その数は年々増加しているともいわれています

「年々増加している」のは、国際的に。世界中ミルク摂取率が増加しているのか?http://www.tbs.co.jp/pink-ribbon/data/

牛乳を飲んだらどこに入る? 胃。では胃がん罹患率は? ……なんと「下がって」…… http://www.j-posh.com/cancer/

少なくとも、単純に「牛乳飲むから癌が増えた」とは言えないと思う。

ついでに、NAVERまとめも一つ。http://matome.naver.jp/odai/2136426257781794901

とりあえず、「逆説で耳目を集める手法」「統計一見もっともらしく用いる手法」「身近な不安を煽る手法」は、分かりやすいサギのテンプレなので、そういう手法を見かけたら、眉に唾付けて聞いたり、気になるなら原典を調べるのがオススメブックマーク見ると(セルフなのかもだけど)素直に感心してる人も多そうなので、ちょっとメモ

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