麻生太郎財務相が、社会保障費の増大に関連して、高齢者が悪いというよりも、子供を産まないほうが問題だ、と述べたとして話題になっている。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASGD77WNXGD7UTFK018.html
上の発言の趣旨は、おそらく「労働者一人当たりの社会保障費」の増大は、将来の労働者となる子供の数が増えることによって食い止められる、ということだろう。
・・・そりゃそうだ。
なのだから、分母の労働者数が増えれば、上の変数は小さくなっていく。
こういう発言に対しては必ず、「子供を産めない人を批判するのか」みたいな反論が出てくるので、案の定ちょっとした炎上になっているが、この投稿で言いたいのはそういう話ではない。
子供には外部性があって、もっと政府が助成しないから過小供給になる、って話ももっともだと思うんだけど、それもまた次の機会に。
子供とかそういう悠長な問題じゃなくて、今現時点で労働者が足りないんじゃないのか。。
仮に20代全員が今から子作りしても、20年間は労働者の負担は変わらない。