2014-12-08

高齢者子供を産まないのも、本質的ではない気がする

麻生太郎財務相が、社会保障費の増大に関連して、高齢者が悪いというよりも、子供を産まないほうが問題だ、と述べたとして話題になっている。

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASGD77WNXGD7UTFK018.html

上の発言趣旨は、おそらく「労働者一人当たりの社会保障費」の増大は、将来の労働者なる子供の数が増えることによって食い止められる、ということだろう。

・・・そりゃそうだ。

労働者一人当たりの社会保障費 = 社会保障費 ÷ 労働者

なのだから、分母の労働者数が増えれば、上の変数は小さくなっていく。

こういう発言に対しては必ず、「子供を産めない人を批判するのか」みたいな反論が出てくるので、案の定ちょっとした炎上になっているが、この投稿で言いたいのはそういう話ではない。

子供には外部性があって、もっと政府助成しないから過小供給になる、って話ももっともだと思うんだけど、それもまた次の機会に。

子供とかそういう悠長な問題じゃなくて、今現時点で労働者が足りないんじゃないのか。。

仮に20代全員が今から子作りしても、20年間は労働者負担は変わらない。

すでに労働者として働ける移民を受け入れるか、高齢者移住してもらう以外にすぐ効く解決策はないでしょう。

そして現実的かつ倫理的なのは、前者以外にないと思う。

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