★元々自分は、選挙直前のGDPショックを見て、当初は「自公は過半数は維持するものの、現有議席を減らす」と予想していた。
しかし、GDPショックでも一向に政党支持率は落ちず、直近調査では「自民300」と各紙予想している。
★つまり、国民はGDPショックがあっても、「野党側だって、経済をうまく回せる訳がない」と冷めた目で見ている、ということだろう。
「不景気は与党に不利」の法則すら、日本の選挙では通用しなくなった。
★今まで日本の選挙では、「政策次第で、日本は良くなる」という淡い夢につられて投票していた。
今回の選挙は、「もう日本の衰退は、どんな政策を講じても不可避だ」という諦観が有権者に根付いてしまった、ということではないか?
「どうあがいたって、没落は不可避、没落逃れの政策を追い求めるだけムダ」と諦観した日本の有権者は、
政権交代で無駄なエネルギー消耗を避け、消極的に与党支持に回る。緩やかな安楽死を穏やかに迎えたい。
★・・・とツイートしたら、「ワイマールドイツと同じ諦観状態。次に来るのはナチス」とのリプライが来た。
でも、ワイマールドイツと根本的に違うのは、日本の有権者平均年齢は、圧倒的に高齢化してる点。
たぶんワイマールドイツの有権者平均年齢は30代でしょう。今の日本の有権者平均年齢は50代、下手すれば60代
★結構、今回の直近世論調査の「自民の高支持率」は自分には衝撃。
経済失策に対して「怒る」元気さすら失われるくらいに、日本の有権者は高齢化してしまった。
ある程度の人口を抱えた国家の中では、日本の有権者平均年齢は、最高齢なんだろうなあ。
★ちなみにウソみたいな本当の話ですが、日本の女性の平均年齢は、「赤ちゃん・子供を含めても」50歳を越しているらしい。
思いっきりセクハラなツイートをすれば、女性機能を卒業してしまった女性が、日本女性の過半数を占めている
★民主主義という制度は、元々は「有権者の平均年齢が30代~40代」という前提で制度設計されていると思う。
だからこそ、健全な「怒り」が、民主主義を機能させるエネルギーになっていた。
今の日本のような、「有権者の平均年齢が、下手すれば60代」という状況は、民主主義の想定外では?
★これで選挙で自民党が「大勝」しても、たぶん社会に高揚感は湧かないだろう。
自分の見立てが外れて自民が「敗北」しても、たぶん社会に高揚感が湧かない。
「選挙で、政策で、社会が変えられる」と無邪気に信じることが出来なくなったのが、老人大国日本の現状
★イランとか、フィリピンとか、インドネシアとか、有権者の年齢が恐ろしく若いんですよ。下手したら平均年齢が30歳行ってないかもしれない。
いや有権者の怒りはここ2年位十二分に炸裂してるだろ。野党の方にだけど。