高校のとき隣の女子Aと話していたら、クラス中、いや学年の中でも三本の指に入るくらいの可愛い女子Bが、俺のところまでやってきた。
正確に言うと俺のところじゃなく、Aに話しかけに来た。
座っている俺からすると、その女子のスカートがほぼ目の前にある状態。
図にするとこんな感じだ。
窓 B
窓机A
窓俺
そんでもってBは、今日スパッツはいてきたんだ~とおもむろにスカートの前を持ち上げてAに見せたんだよ。
股間が食い込んでたかまでガン見することはできなかった。
Aが慌てて、そんなことしちゃダメだよと必死にスカート下ろさせてたのに対して、
Bはいまいちよくわかってない感じできょとんとしてた。
下手に男が寄る次元を超えてたから、男どもはみんな距離置いてた。
それでも最終的にイケメンと付き合っちゃったんだけどね。
そいつと付き合うならってみんな納得するような男だった。
嫉妬すら沸かない。
とはいえ、個人的には、ビジュアル的にはそこまで可愛くなくても、よく話せて親しみやすかったAの方が安心できたなー。
彼氏はいると聞いたけど、彼氏持ちの女子のほうが男子とのつきあいかたがよくわかってるように感じて、すごく気が休まった。
たまたま席替えで隣になっただけなのに、口下手な俺が初めて入学以来女子とたくさん話したきっかけだった気がする。
席変わったら話すことは一転してほぼゼロになったけど、それが苦じゃなかった。
不思議だ。
それ以来、割と力を抜いて女子と話せるようになった気がする。
でもまだ童貞。
なんでだ。