その日の面接の反省点や、こちらの受け答えに対する面接官の反応を見るために、スーツのボタンに仕込める小型カメラを使って、面接を録画していた。
あわよくば圧迫面接を録画して、ひどい会社は晒してやろうと思ってたけど、多少圧迫だと感じても後で客観的に見返してみると、そうでもない場合も多かった。
録画した自分の受け答えを見て「訊かれてる事からちょっとズレた回答しちゃったなぁ」とか、「いまの面接官の質問はこう言うことを答えて欲しいんだろうなぁ」とか落ち着いて読み取れるようになって、学べることが沢山あった。
何より、自分を俯瞰的に見られる第三の目がある安心感と、後で動画を見返して面接という雰囲気を何度も追体験できる事で、緊張しなくなった事が大きい。
小型カメラも5千円しなかったし、