「ニュースステーションで久米宏がニュースの後に『うーん』と唸る事がエポックメイキング」と言っていたのを思い出した。
なるほど、それまでの「ニュース番組」のフォーマットでは司会者が私見を挟むなどあり得ない事だったから。
でもそれが今のテレビの糞つまらない状況を生み出したターニングポイントになったんだろうな。
「うーん」と唸る事が、すなわち民意の代弁みたいな錯覚を生んで、同様な手法で次々とニュースショーが作られて。
そして勘違いしたキャスターが大量に生まれて、それが今の朝・昼・夜のニュースショーやバラエティに大量に寄生してる。
ニュースステーションはまだ、良識が保たれていた。ご意見番がいて、久米の「うーん」を諭す役割もあった。
しかし今はご意見番がどこを向いてるのか分からない。支配者面する司会者に楯突かない、心地よいだけのタレントのときもあるし。
自分たちが右なのか左なのかも明言せず、明らかにどちらかに偏った意見を、さも「民意」かのような顔をして垂れ流し続けてる
テレビよ、どこに行く?
「支配者面する司会者」って言いたかっただけだろ