高校のときに知り合って、ほとんど毎日遊んでるくらい仲のいい友達がいた。
電話もメールもしょっちゅう。夜中まで趣味の話で盛り上がったし、悩み事があるときは必ずお互い相談していた。
彼女はやりたいことがあると言って、高校を卒業するとすぐある創作活動を始めた。
私は特にやりたいことが決まってるわけでもなかったので普通に受験して大学に行った。
大学に行ってから、色んな人と知り合って、新しい友達もできた。
勿論回数は減ったけど、相変わらず彼女とは連絡をとり、たまに会って近況を報告しあった。
彼女は今こんなことをしてる、と言って創作活動の作品を見せてくれた。
正直自分から見ると、それはあくまでも趣味の範囲のレベルにしか見えなくて、本当にこれで食べていけるようになるのかな…?
と疑問を感じるときもあった。
私は彼女に、大学の友達とした喧嘩の話や、バイト先の嫌な先輩の話、そのとき付き合っていた彼氏の愚痴などの話をすることがあった。
そして大学の友達やバイトの先輩や彼氏の言動を(どんなことでも)思いっきり否定し、文句を言ってくれた。
彼女は私の一番の味方だと思っていたし、彼女にとっての私もそうだと思っていた。
大学で知り合った友達は、私の話や、私の行動におかしなところがあれば、それを指摘してくれた。
そして自分に対しても、そうして欲しいと言ってくれた。
大学に入った頃の私は、自分勝手で、卑屈で、人に少しでも否定されると簡単に凹んでずっと落ち込んでいるような、今思い出すと恥ずかしくなるような態度で周りに接していた。
勿論今もその性格が残っている部分が無いわけではないけれど、
言いにくいことを指摘して、諭し、見捨てないでくれた大学の友達のおかげで、少しはマシになった。
話していて、お互いの意見が違ってぶつかってしまうこともあったけれど、
相手に合わせて自分の考えと違うことにただ同意するだけよりも、全然気持ちがすっきりするということに気づいた。
そして自分では気づいていなかった、自分の悪い所を言ってもらえるのは、
有難いことだなと思った。
でも彼女に対しては、どうしてもそれが出来なかった。
私達はたまに会い、近況報告をし、愚痴を言い合い、
お互いを肯定し続けた。
彼女はあの後も創作活動を続けながらバイトをしたりしていたが、
思うような結果が出なかったようで、
やっぱり社員になるといって就職活動を始め、私と同じくらいの時期に就職した。
そして半年〜1年するくらい毎に、転職を繰り返すようになった。
仕事が面白くない、社員が意地悪だ、残業が多すぎる、と言う彼女を私は慰めた。
一度だけ、あんまり色んな分野に転職するよりは、業種を絞ってみたら?とアドバイスをしてみたことがあったけれど、その後彼女はすごく不機嫌になってしまった。
私はそれが怖くて、それ以降アドバイスをするのをやめてしまった。
仕事を始めて四年目、私は勤務先の上司と結婚することになった。
彼女に報告したけれど、あんまり嬉しそうにはしてくれなかった。
結婚式にはよんでね、と言ってくれたけど、私が彼の話をすると、
相槌が適当になるのが分かった。
興味無さそうに携帯をいじり始めたので、私は彼女の前で、彼の話をするのはやめた。
式の準備が進み、彼は仕事が忙しく、余り式の準備を手伝ってくれなかった。
その話を軽く彼女にすると、彼女は前よりもずっと話に食いついてきた。
ひどいね、手伝ってくれてもいいのにね、優しくないね、馬鹿にしないでほしいよね…
その後彼女が今付き合っている彼氏が、すごく優しくて、かっこよくて、最高の人だという話をしてくれた。
私はちっとも楽しい気分になれず、だらだらと適当にその話を聞いた。
彼女と同じだ、と思った。
私は勤務時間の短い仕事をし、家事をメインで出来るようにした。
仕事時間は短かったけど、慣れるまでは家事との両立が結構大変だった。
仕事帰りの彼女から、ご飯に行かないかと誘われても、断ることが増えてきた。
それでもたまに土日に遊んだりはするし、それでいいと思っていた。
土日に会っても、夕飯を作るからと夕方には帰っていた私に、彼女は段々とつまらなそうな顔をするようになっていた。
愚痴を言っても相談をしても、ネガティブに返されるのが辛くなってきていて、
いつの間にか、そういう話は夫や、大学の友達や、前の職場の友達にするようになっていた。
二十代後半になって少しすると、彼女は婚活!と言い出すようになった。
私は相変わらず、あなたならすぐ見つかるよと肯定していた。
人の話に興味が無いときでも相槌はうったほうがいいよ、とは言えなかった。
彼女は私にも一緒に合コンに来て欲しい、と言った。人数合わせにきてよ。と。
SNSに思わせぶりに、結婚すると変わっちゃう人っているよね、悲しい、と書かれた。
私は夫に相談して、参加した人と連絡先を交換したりしないなら、一回だけ付き合ってあげたら、
と言われて、彼女の指示通りに、独身の友達のふりをして参加した。
合コンは別に楽しくなかった。彼女は話すときは終始機嫌がよく、人の話のときは、興味なさそうな顔をしていることが多かった。
合コンが終わってしばらくした後、彼女が気に入っていた人に連絡をしたが、相手は彼女の誘いには乗らず、代わりに私の連絡先を聞いてきたということをすごく嫌そうに話された。
その人と結構話してたよね?本当はもっと私と話せるように気を回して欲しかった、というようなことを遠回しに言われた。
私はちょっともやもやしたけど、職場の業種が似た人だったから少し話し込んじゃったんだ、ごめんね、と謝った。
あなたが彼の話に全く興味無さそうだったから、空気読んで代わりに相槌打ってただけじゃない、とは言えなかった。
年賀状を出す以外は、たまに会って軽く話したり、メールを少しするくらい。
それも1年ごとに段々回数も減っていた。
彼女はすごく疲れていて、ちょっと仕事が忙しくて、と言ってすぐに別れた。
忙しい、体調が悪い、仕事が嫌だ、辛いという彼女のメールに、大変だね、大丈夫?、心配だよ、と返す。
あんまり暗い話が続くのも嫌かと思って、最近あった面白かったこととか、彼女の趣味に合いそうなおすすめの本の話とかを、
少しずつメールに入れて送ってみた。
彼女は、面白い話だね、とか、今度読んでみるよ、とか返してくれて、私は少し元気づけられたかな、などと能天気に安心していた。
結局ただ自分の話をしたいだけの人って嫌だよね、疲れてるんだからほっといてほしい、心配とか言ってるだけで口ばっかりだ、
と、近況の欄に書き込まれていた。
しばらくしたら消されていたけど、見てしまった言葉が頭から離れない。
二人とも変わっちゃったのかなと思っていたけど、ひょっとしたら変わったのは私だけで、彼女はずっと変わっていないのかもしれない。
ずっと気づかないふりをしていたけど、多分彼女はもう私のことが好きではなくて、
多分私も少し前から、彼女のことが好きではなかったのかな、と思った。
高校のときは本当に毎日一緒にいても飽きないくらい大好きだった。
でも関係が終わることってあるんだね。
はじめてだけどやっぱりあんまりいい気持ちでは無いな。
お互いがちゃんと言いたいことを言い合ってたら何か変わったのかな。
思い出しながらだらだらと書いてみたけど、やっぱりそれはよく分からない。
永遠なんてどこにもないこと、高校生くらいで気付くことだと思うけどね。
これは本当に女特有の話で男にはほとんど当てはまらない 理由はわからないが女には友達関係を維持するのが難しいらしい
それってなんでかな?愚痴いわないから?
男の場合、気が合わなくなったらさっさと付き合いを切るからでは。 友人関係を簡単に維持できるんじゃなくて、簡単に維持できる友人関係しか残ってないだけ。 合わなくなっててもだ...
うわー いやな女、あなたが。 自分にとって気に入らない存在になったかつての友達をつるしあげたいだけじゃん 冷静を装いながら、ねえねえ、この人(友達)変でしょ? 私に落ち度...
元増田はたしかにそうかもしれないけど、 いちいち文字にしちゃうあなたは気持ち悪いし性格悪いね。
それを書いた瞬間、君も気持ち悪いヤツになるよね 気持ち悪ーい
小町に帰りなよ。 なにその文章の組み立て方。タイトルで同情コメントだと思わせて釣るやつでしょ。 気持ち悪いね。
何言ってんだ? 小町なんか行ったことねーよ 文章の組み立て方? 何言ってんだ? 組み立ても構造もない脊髄反射だよ、ばかやろ 思ったこと言っただけだよ あんた頭悪いな
なんであなた上から目線なの?気持ち悪っ!小町に帰れ。
はあ お前が一番バカだな どの辺が「上から」なのか教えていただきたい 元増田の文章からにじみ出る自己肯定と、キレイな言葉で他者を貶めようとする嫌らしさについて感想を述べた...
愚痴を吐き出し合うだけの関係を「友達」とは言わないので、それは一種の「戦友」ですね。辛い世間と闘っているときに横にいた人、という。 だから、二人共通の「敵」ができれば、...
その人にとってのあなたは「肯定してくれる人」であってそれ以上でもそれ以下でもなかったんだろうね。