大手は積極的に採ろうというフリをしてくれるので幾分ストレスが緩和される。
けれど、中小零細は現場主義の、悪く言えば堅物の社員が採用担当者なので、人物評価においても
人間性を見ると言いながら容姿や偏見で決定しているきらいがある。
それもそのはずで、この手の採用担当というのは実は人事や総務をした事がないので、
但しそういう事情を求職者は知らないものだから、面接官の横柄とも取れる慇懃な態度にイラついた人も多いだろうと思う。
上から目線とは、採用担当者のエゴだけではなく、双方の偏見によって作りだされた虚構である。
本当は採用担当者も鬼じゃないし、求職者も自分を明るく出して評価して貰おうと必死なので、横柄な態度をされて嫌にならない訳がない。
それでも我慢して我慢し続けるが、結果不採用となったら、それは採用担当者の責任である。
そして、互いに意思を確認し採用と決まった際に、ようやく互いに気持ちが解放されるのだが、
一方で十分な質疑応答を交わす事を採用担当者はとりわけ怠るので入社後に雇用のミスマッチが生じてしまうのである。
如何なる場合でも採用担当者は常に冷静沈着さを以って採用活動を行わなければならない。