2014-05-03

実際のソフト開発の現場で行われているスタイル統一の方法

スクリプト言語系の人がよく挙げるJavaの良さで「スタイルを強制できる」っていうのがありますよね。だから大人数・大規模開発に向いてるって。

口の悪い人は「奴隷用言語」とかいますけど、悪くない人もまあ遠まわしにそう言ってるわけです。

でも、実際の人海戦術的に質は問わないでとにかく人数を投入するような現場で行われてるコードスタイルを統一する手法って、まず少数の「できる人」が一画面分とかのコードを書いて、残りの人がそれをコピペして改変してコードを書くって方法で、オブジェクト指向であるとか静的型の言語であるとか、そういうJava特性とはまったく関係ないところで行われてます

Rubyだろうが、Pythonだろうが言語を問わないで実行できる手法です。

ちょっと考えたらわかりますよね。静的型だからとかフレームワークを使うからとか、そんなことでスタイルを統一できるわけないって。

その昔 C.vs.Pascal の論争でも、Pascal教育用に作られて採点用が楽になるように誰が書いても同じようなコードになるように作られてるって珍説がありましたけど、JavaしろPascalしろ、その言語を使っただけで誰が書いてもおなじようなコードになるような言語存在したら、いまごろその言語が世の中を席巻してますって。

プログラミングにそれほど見識がなくても「Javaスタイルを強制できる」っていうのは間違いだって分かりそうなのに、それなりに技術力のありそうな人がこんな意見を言ってしまうのって、Java生産性が高いって部分は認めたくないけど全否定すると大人げないから「大規模開発に向いてる」ってくらいは言っておこう、遠まわしに奴隷用って言ってるだけだし、みたいな心理なんじゃないかって思ってます

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