2014-03-26

子供ぼっちになったときの親の辛さ

小学生になった息子がキャンプスクールに参加している。

色んな小学校から子供たちが集まってきて、みんなでキャンプするっていうやつだ。

このキャンプに行くことになったのは、

知らない子供たちと友達になる、食わず嫌いせずまずはやってみる、家族がいなくても行動できるようにする等々、

自分たち親の思いがまずはあった。

普段はちょっと消極的でおそらく行かないと言うであろう息子を上手にそそのかして行かせることにした。

しかし意外にも楽しみにしているようで、キャンプ前日には持っていくお菓子を買いに行き、あれが必要だ、これが必要だと大騒ぎしながらカバンに持ち物を詰めた。

友達になった子とお菓子を交換するんだ!」

300円の範囲内で小さなお菓子を沢山買い、そう言った息子が少したくましくも見え、可愛くもあった。

しかしいざ当日、集合場所に行くと意外な光景がそこにあった。

何故かみんな楽しくおしゃべりしている。

子供のみならず、送迎役の親たちまでも楽しく会話していた。

どうやら友達同士で参加している子が多く、一人で参加しているような子は息子だけのようだった。

一人で参加する子供が多いため友達もできやすいという話を、事前にキャンプスクール主催者に聞いていたのに・・・

けどまあ子供同士ならすぐに仲良くなるだろう、なんて思っていた。


しかし、その日の夜にキャンプスクールブログにアップされた活動記録の写真を見て愕然とした。

明らかに息子がぼっちなのだ・・・

息子が班分けされたであろう5人の内、4人が友達同士での参加のように見え、仲良く固まって行動する一方、その輪から少し離れた所に息子が一人・・・

っていう写真が数枚アップされていた。


泣いた。


けどまあ初日だし。

自分に言い聞かすも、次の日のブログで打ちのめされた。

班の4人が円陣になって工作物を作っている輪の外で、息子は正気の無い顔で作業していた。

あんなに楽しみにしていた息子のこんな姿を見るのはとても辛い。


自分学生時代、どちらかと言えばぼっちになることが多いタイプだったが、

仲良く遊ぶ同級生たちに少し羨ましさを感じながらも、一人が気楽で好きだったので、

まあこの方が自分に合っているんだと、自分を納得させて生きてきた。


しかし、いざ息子に自分と同じ道を歩ませることになるかもしれないと分かった時の絶望感はハンパない・・・


明日息子が帰ってくる。

友達お菓子を交換できただろうか・・・

連絡先を交換するためのカードは渡せただろうか・・・

沢山話を聞いて、沢山褒めてやりたい。

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