私は物心付いたときから家には母親しかおらず、兄弟もいませんでした。一人っ子です。
家は木造で、ふたつの家が繋がった長屋のような家で、トイレはくみ取り式。いわゆるボットン便所。
いつの時代かとおもわれるかしれませんが、それほど古い話ではなく、水洗トイレが当たり前の時代でした。
家庭における経済的困窮は、母子家庭であれば母子手当。父子家庭であれば父子手当があり、
最低限の生活が送れるようになっています。私の家庭も受給していました。
しかし私がおもう大きな問題として、今回知ってもらいたいことは、
『片親などの家庭環境は、人間が産まれながらにして置かれる、小さな社会を奪うことになる』
ということです。
一般的にいう社会とは、お金を稼ぐための会社であったり、勉強をするための学校であるとおもわれます。
しかし私がおもう社会というもののひとつに、家庭が含まれているとおもいます。
本来であれば両親が二人いて、もしかしたら祖父母もいるかもしれません。兄弟だっているかもしれません。
その家庭・家族の中で周囲の人との付き合いかたを学び、豊か人間性を形成していく場所。
二人きりの家庭で過ごした私の幼少時代は、母親が本当に恐ろしく、守ってくれる人や、擁護してくれる人はいませんでした。
たまに祖父の家に連れてもらったとき、祖父に告げ口なんかしようものなら、家に帰ったあとお仕置きが待っていました。
ある種タブー的なことかもしれませんが、片親で育った人はどこかおかしいとおもわれてる節があるとおもいませんか?
私は直接聞いたことはありませんが、陰口は言われてるかもしれません。
ある種タブー的なことかもしれませんが、片親で育った人はどこかおかしいとおもわれてる節があるとおもいませんか? と、思ってる人間の釣りか? 片親の子供に何か酷いことでもさ...