2014-02-09

彼女の裸がガリガリだった

好きな人妖精みたいに細くて俺は大好きだった。

ようやく付き合えることになって、彼女大事にしなければとドキドキした。

髪型はいつもふわふわで、細い身体によく映えていた。

小さくて、雰囲気蒼井優ちゃんみたいな、あんな感じ。

頭がきゅっと小さくて、ふわっとしたシャツが似合った。

たまにワンピースを着ると中で身体が泳いで、かわいらしさを引き立てた。

折れそうな腕や腰、脚を見ていると守ってあげたいと思った。

それが、脱いだら老人の裸のようだった。

ブラトップを脱ぐと、枯れ木みたいな身体が現れて

「あっ、」と驚きの声を隠すので精一杯だった。


肋骨と胸骨は木琴みたいに演奏できそうだった。

背骨や肩の骨はニワトリ骨格標本彷彿とさせた。

膝と肘がやたら大きく見えた。

寝ている姿が、食べ終わった後のフライドチキンみたいだった。

「胸がえぐれる」という表現を具体化させたような胸だった。


できることなら太らせたいと思っていた。

けど可哀想に彼女は、体質で太れないらしい。

胃が小さい上、たくさん食べるとお腹を壊す。

本当に妖精かと思うくらい小食だった。


生理が止まっているらしく、濡れにくくて、

結局最後まですることはかなわなかった。


その後も、彼女体調不良デートキャンセルしたり、

お腹調子が悪いの、と夕食の予定がなくなったりする事が増え、

つの間にか連絡することが少なくなり、

とうとうLINE電話も、どちらからともなく、

彼女とのつながりはふわっと、消えてしまうようになくなってしまった。


彼女の事は、本当は見ているだけでよかったのだ。

妖精のように、手に入れて繋ぎ止めてはいけなかった存在だったのだと思う。

何で触れたいと思ってしまったんだろうと後悔している。

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