2014-01-11

「開発」と称する破壊

日本政府は、西アフリカ地域にまで行って金銭的支援約束したそうだ。そのころ、中央アフリカ南スーダンでは大惨事最中である

ちなみに、支援といって金銭や食糧などを送っても、ODAなどではおよそ末端の庶民にはほとんど届かないそうだ。為政者役人などがまたぞろ中抜きしていくからであるもっとも、今般の西アフリカ支援というのは、「開発」が目的であるから、おそらく国家的な産業振興で、土建屋工事や、大規模なプラントや採掘現場などに費消されるのだろうが。いま福島第一原発では、作業員がもらうはずの手当も中抜きされてヤクザにわたっているそうだ。しか世界では、ヤクザどころか、国家権力関係者公然と抜いていくのだろう。

ところでその西アフリカであるが、いま、ライオンが激減していて、絶滅しかねないほどだそうだ。

「開発」、さらに近年は「持続可能な開発」(sustainable development)というのが流行っている。国連など国際的にさえも、「開発」というのが強調されている。しかし、人間からすれば「開発」であって産業経済の点で実に都合の良いものであろうが、「開発」の実態はつまり地球破壊生物殺戮であることが多い。

正直に言って私は呆れもするのだけれど、そもそもヒトというのも動物であり生物であり地球の一部であり、たとえて言えば地球細胞みたいなものだ。その「細胞」が、母体を傷つけている。どれほどまでにヒトの自我や欲求や生存意欲は膨張していくのだろう。端的に言って、癌だ。

世界人口はどんどん増えていき、地球では暮らしていけないところにきている。だから宇宙開発」にも躍起だったりする。地球外で暮らす方法だとか、月や火星の探索、さらには資源を掘り当てようということまで研究中だ。

日本のいまのひとたちはよく「ガマン」と言うけれども、人類客観的にみて、ちっとも辛抱していない。だから、私からすると、呆れるし、滑稽にみえるのだ。

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