2013-11-22

アマチュア漫画を読んで思ったこと

http://morningmanga.com/chibasho/63/index.html

第63回ちばてつや賞の作品のひとつが話題になっていたから、ついでに入賞した全部の作品を読んでみた。

私は普段それなりに漫画は読むけれど、特にこだわりはなく、自分好みのイケメンいるからとかそういうくだらない理由で選ぶから、どんなにくだらない作品でも読める。

ストーリーよりも視覚的に楽しけりゃオッケー的な。ウェブ漫画を読むにあたってもそう。自分好みのカッコイイ人がいれば読み進める。

ストーリーがどんなにクソつまらなくても、イケメンがなんかしてるってところがオイシイから

でも、今回のちばてつや賞受賞作品たちは違う。べつに私好みのイケメンは一人もいない。独特で個性的な絵もあったりと、ふだんの趣向からは大きくずれてる作品ばかりだ。

まず表紙買いはしないだろうなというところ。

視覚的にオッケーと思った「コンプレックスエイジ」という、30代ゴスロリ女の話を読んだのをきっかけに、他の作品すべてを読むことになった。

それは絵よりも内容がよくて、心に来るものがあったから。他の作品もそうなのだろうと思って読んだら、本当にそうだった。

私のお気に入りは「動物園オムライス」に、「ダチョウ王国」。「3.1415…」も痴呆おばあちゃんのくだりが好きだ。

どうやら人情味のあるストーリーが好きみたい。

こういうのって、書店ではなかなか探しあてることができない。

特に私みたいな人は「キャラフィルター」が邪魔をするし、書店ポスターの「感動!」「泣ける!」「おすすめ!」「話題!」なんていうありきたりな評価の言葉も好きじゃない。

書店で働く人たちはみんな。感動とか薄っぺらい言葉よりもストーリーだけ簡潔に書いてくれてればいいよ…。

もう一つの理由として、プロ作家はなんとんく流行意識して絵柄やストーリーを考えたり、または編集する人たちが変えていくのかなぁと思う。とりあえず需要供給は少なくとも意識される。

その点ではアマチュアの人たちの作品って、描きたいものドストレートに描いているっていうか、なんだかやりたいことやってます!!っていうのが伝わってきていいなぁと感じた。

たとえどんなに絵が簡潔化されていたり、個性的すぎる絵柄だったり、デッサンが狂っていたりしても、本当に心をつかむ漫画ってストーリーがいいものなんだよねぇ。

外見に囚われないで本質を描いたものを知る機会が、もっと増えたらいいなぁ。

てわけでなにかおすすめ漫画教えてほしいよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん