2013-11-09

映画桐島、部活やめるってよ」をWOWOWで見た。

スクールカーストを描いていて、よく描けていると思うし、何というか邦画ありがちな説明的台詞が少なくてよかった。

たとえクラスではカースト下位であっても、部活(文科系映画部、吹奏楽部)では上位にたてることがある。情熱技能があれば。というより、ひたむきに打ち込むものを持つのは尊いし、生きて行くしかない。という辺りが主題かな。


  • 気付いたこと

大学卒業して八年が経った今、スクールカーストの捉え方が昔の自分とは違っている。

昔だったら、チャラ男パーマがムカつくとか、彼氏を自慢してる女の子性格が悪いとか、そんなことしか思わなかった。

今は違う。

彼ら、チャラ男性格悪い女の子の気持ちが、少しはわかる。俺だってどうしたらいいかからないんだよ、仕方ないじゃない、虚しい、という叫びが聞こえる、気がする。

帰宅部でチャラチャラするとか、そんなことしか出来ない世界に閉じ込められて苦しんでいる。桐島の不在によって。

  • 思い出したこと

昔の自分、彼らを羨ましがってた。美人/イケメン取り巻きを。

部室というか溜まり場で、オタ友達漫画を回し読みして、当然ながら下位カーストにいて、上位カーストを羨ましがってた。美人はあっちにしかいないし。アホみたいだが、実際、アホだ。

だがしかし。今になって思えば、それでよかった。そうとしか出来ない。俺、うまく立ち回ってたな。

いろいろ記憶が蘇った。


よい映画でした。

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