2013-10-17

http://anond.hatelabo.jp/20131016230631

不倫昭和結婚制度によりできあがったシステムだよ。

制度を維持し、正しく相続を行うために「嫡男」は大事にされ、

そのために「妻」というのは社会的承認された存在で、逆に「妾」は承認されない存在だった。

しかし、逆に言えば倫理的には「妻」も「妾」も(男尊女卑世界観の下に)許されていて、

そこに(男性目線では)「不倫」はなかった。

ところが戦後に家制度解体され、60年代になって家制度のものへの意識が薄くなってくると

法律で定められた婚姻関係のみが「正しい」、そうでない関係を結ぶ者は「正しくない」とする

風潮が強まってきた。

そこで、結婚=「倫理的に許された関係」、婚外=「倫理的に許されない関係」=「不倫

と呼ばれるようになった。

なんで今は「不倫」ってあんまり言わなくなったかというと、

結婚しない男女が増えたし、結婚制度自体の絶対性が揺らいでいるので、

なにが「倫理的」とされるべきなのか、指標がなくなってきちゃったからだろうね。

  • そもそも、現代の結婚という概念の基板になっているのが キリスト教的価値観だからなぁ。 宗教によっては3人か4人ぐらいまで嫁を持てる制度もある。   そういう宗教的価値観で、...

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