どれも一応結末まで考えてはいるけれど、面倒なので前半だけ。
遠い未来、人類とロボットは長らく戦争していたが、人類が勝利した。
勝因は、全てのロボットに組み込まれた緊急停止コードの解析に成功した事。
しかも停止コードは無線方式だったため、電波を受信した瞬間にロボットはシャットダウンされてしまう。
そのため人類は、停止電波を発する電波塔を少しずつ増やしていく事でロボット達を追い詰めていき、ロボット達の抵抗も、今や僅かな残党が散発的に抵抗する程度となっていた。
そんな残党狩り部隊の一員である主人公は、おそらく最後の一カ所であろうロボットの一大拠点に潜入し、中心地にあるアンテナに停止電波発信装置を取り付け、ロボット達を一網打尽とする作戦を命じられた。
ロボットになりすました主人公は何とか拠点へと潜入するのだが、そこには予想外な光景が…
近未来。その国の国民は出生と同時にIDが発行され、行政サービスのみならず商用サービスにも利用されるようになっていた。
売れないフリージャーナリストの主人公は、ひょんな事から過去の故人のデータがいくつか閲覧出来なくなっている事に気付く。
その後の調査で、故人のデータは消滅したのではなく、存在しない住所の存在しない集合住宅の一室に転居した事になっている事、誰一人としてその仕組みを知る者がいない事が判明する。
誰が何のためにシステムをそのように書き換えてしまったのか?主人公がたどり着いた真相は意外なものだった。
近未来、ある天才プログラマーによって、これまでにない高品質と低容量を実現した画像、動画、音声フォーマットを扱うソフトウェアが無償公開され、それは世界的に普及した。
肝心のソースコードは完璧に隠匿されてはいたが、そのソフトウェア自体が非常に使いやすかったので、殆どの人達は気にしなかった。
もちろん、さまざまな思惑から無数の企業が天才プログラマーにソースコードの公開を求めたが、それに応じる事なくプログラマーは急死してしまい、プログラマーが使っていた端末も持ち主の死と連動して自動消去するよう設定されていたため、ソースコードは完全に失われてしまった。
生まれつき幽霊が見える主人公は、前述のフォーマットで撮影された写真や映像にも心霊写真や心霊映像が存在する事を知り、幽霊達に頼んでアルゴリズムの解析を目論むのだが、そこに何故か急死したプログラマーの霊が現れて…
分かった!どれも夢オチだ!
こういうあらすじって良いよなあ。 SFや近未来の世界観なのに、どこか良い意味での素朴さを感じさせるというか。
とりあえず、ニンジャを登場させることから始めようぜ。