2013-08-28

ご都合主義は悪なのか。ときどき思うのだけど、主人公たちに思い入れがあるときご都合主義でも幸せになってくれと思ったりするから、丸っきりの悪じゃないよな、と思う。

小説家になろうランキングのうえの方にあるのを読んでいると、ご都合主義的に過ぎて、ついていけないのがあった。

それでちょっと分類でもしてみようか、と思う。

ランキング上位はやっぱり何だかんだといってチートハーレムものが多いから、主人公と初対面の異性のもつ主人公への好感度がどれぐらいか、みたな切り口で分けてみようと思う。



ご都合主義度:あんまりない。

異性は主人公のことを鼻にも掛けてない。もし、主人公関係をむすぶなら、それなりのステップを踏む。

Re:ゼロから始める異世界生活 とかが当てはまるんじゃないかと思う。

しろ、Re:ゼロ世界主人公に厳しすぎて辛くなることがあるレベルだった。

ご都合主義度:中ぐらい。

異性は主人公のことに好感を持っている。べつの言い方をすると、主人公への第一印象がいい。

世界トリップや転生ものだとあれ、テンプレ的に特殊な種族だったり出生だったり、才能を持っていたりする異性が、そういうことを知らないで普通に接する主人公にチョロいされるパターンだ。

世界迷宮奴隷ハーレムを や 理想ヒモ生活 なんかがこのあたりじゃないかと思う。

世界のすべてが主人公の都合のいいようにはできてないけれど、慎重さと思考法なんかで異性を籠絡していく。

ご都合主義度:濃厚。

生まれる前から好きでした・・・! と異性がみんな言う。

それ以上に濃いと思えるところは、主人公が嫌うキャラクターがいたとしても、そのキャラクター主人公のことをよく見せるための噛ませ犬以上ではないということだ。

盾の勇者成り上がり や 風と異邦の精霊術師 なんかがこのあたりだと思う。すでにないけれど、魔法科高校の劣等生なんて分子レベル世界主人公のことを愛している。

シバさんはスバルにその優しさの一握りを渡してもいいと思うんだ。

きついのは、物語のなかに主人公を否定するものが本当の意味であらわれないことだ。主人公のあり方に共感できるならいいけれど、そうでなければ読みすすめるほどに正気度がさがる。



と、そんなわけで。

濃厚までいくと、読者を選ぶものになると思う。

でも、べつに濃厚だからってマズいってわけじゃない。池波正太郎剣客商売とか、あれもご都合主義度はかなり濃厚だけど、うまいし、面白いとき面白いのだから

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