2013-08-26

賢者歴史に学ぶ』が誤訳だとかほざく半可通が散見されるが…

http://anond.hatelabo.jp/20130826094522

状況判断がおかし

近所にこの言葉が好きで

判断もこのタイプの人がいて

先入観判断で失敗しまくりで困ってる

1・そもそも「歴史に学ぶ」をどう実践すれば「先入観判断しまくり」になるのか。

  増田の隣人はその言葉の吹聴が好きかもしれないがその言葉実践していると言えないようだ。

  従ってその人の程度を見て言葉価値を判断するのは適当でない。

2・「近所にこういう奴が1人いるからこの言葉好きな人間はこういう奴だ」という増田の判断は

  典型的な「愚者経験に学び」に陥っている。

  経験のみに学ぶことの問題は大きく2つあり

  1つは未経験のことについて予測考慮が出来ないこと、

  (つまり経験のことについて過度に保守的頑迷になる)

  もう1つは経験を過大に評価する傾向を持つこと。

  (つまり経験したことについて偏見を抱える、初めて会った黒人が嫌な奴なら「黒人クズ」と断じるようになる)

   今の増田の態度は後者のもの


名言についての認識おかし

■そもそもビスマルクはそんなこと言ってない

勝手に思い込むな

普通の人は別に言われなくても他人の失敗を見たら

気づかないうちに学び実行しているだろう。

その「他人の失敗」の壮大な積み重ねが歴史であって

そこからエッセンス抽出せよとビスマルクは述べている。

「他人の失敗」を文字通りの目の前で見て取れるレベルの他人の失敗として直訳すると

ビスマルクの発言は小さいスケールノウハウtipsレベル

まりはてなホッテントリお仕事ライフハックレベルのことになってしまう。

そんなしょっぱい発言だったら現代まで残らない。


ビスマルクはもちろん実行力のある保守政治家

歴史から学んだ政治軍事の原則通りに鉄と血によるドイツ統一を成し遂げたが

強硬派原理主義ではなくいろんな思想や勢力と妥協して手を組める思考の自由さもあった。

歴史から学べた賢者と言える。


彼の政敵は理想主義ドイツ統一を掲げるだけで、しかもそれに固執し現実性を欠いたので敗れた。

相対的に、経験しか学べない愚者だったと言わざるをえない。



近年半可通の馬鹿が「ビスマルクは他人の失敗から学べと言ったんだ!」なんて喚くのが散見されるが

発言の趣旨は「歴史からエッセンス抽出せよ」「グランドデザイン戦略を持て」ということである


まあお前や隣人に関係ない言葉であるのはガチ

ただ、言葉を正しく理解してもなお、歴史から適切なエッセンス抽出できるかは個人の才覚や器量や教養による面が大きい。

そもそも政治家でもなく偉人でもない人間はこんな言葉を忘れて生きたほうがおそらく祟りは少ないだろう。

自分の失敗や目の前の誰かの失敗から地道に学ぶうちに平穏に一生を終えてよろしい。

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