『「低学歴」って言うな』という意見もあるし、もちろん例外はどこにもあるが、「多数」というのは明らかに存在して、低学歴と低学力とはグループとしてほぼ重複している。よって、面倒なので以降の記述は「低学歴」で統一する。
冷蔵庫に入った写真をupする阿呆が低学歴なのではない。少なくとも最初の一人は、常識はなくても独創性はある。社会で独立独歩で進んでいくならある程度成功するだろう。
問題は二人目以降だ。他人が炎上していることを見て「俺もやる」と考える、そのメンタリティが「低学歴」そのものだ。慎重であることよりも「やってみる」事を優先『しすぎる』集団の中で育つと、自動的に「俺もやってみる」になってしまう。これは複数の人が述べているので詳細はスキップする。
問題はその存在にあるのではない。「抜けだせない」事にある。正確に言うと「抜け出せない」事と、少子化と、青少年保護育成とやらが一体化していることにある。
「高学歴」の男性は「高学歴」なだけあって、おおよそ社会人になるまではなかなか色恋沙汰に疎い…というかオクテだ。慎重さが裏目に出ている。なので、空席はたくさんある。
「高学歴」の女性には、「己の好きなようにする」ために結婚を諦めている人が結構いる。結婚を諦めている男性よりも多くいる。なので、「高学歴」の男性の集団には一定数の「空席」がある。
「低学歴」の女性がその世界から抜け出すには、「高学歴」の男性と結婚すればいい。
理想論的に考えれば、「低学歴」の女性の一定数は「高学歴」の男性と結婚してその席を埋めるので、「低学歴」の男性があぶれる事になる。
しかし、実際にはそうはならない。
「低学歴」の男性からすれば、現状を放置すればあぶれる事は目に見えている。だから、「低学歴女性の青田刈り」に走る。つまり「高学歴」の同学年がまだオクテである間に、女性を片っ端から食い散らかしにかかるわけだ。「青田刈り」に合っている女性は他に選択肢がなければ、目の前の「低学歴男子」で手を打つ。それが「目先の事しか見ない、考えない」事の本質だからだ。で、ものの見事にひっかかった女性は「低学歴」に編入され、「高学歴」にあぶれた男性が集中する。
当たり前だが「低学歴」社会においては子育ては容易なことではない。結果として「できちゃった」一人目しか育てられない。
「高学歴」同士の結婚でも子育ては容易なことではない。「ふたりとも働いている」からで、運が良くても一人育てるかどうか、といったところだ。
ここに少子化の種がある。
話はこれで終わらない。「低学歴」から生まれた子供は、親の薫陶よろしく「低学歴」の価値観からスタートする。そして再び同じ現象が起こる。「低学歴」は「低学歴」同士でペアになり、「高学歴」はペアを作ることが少なく…。
このループから脱出する方法は「低学歴」女性には与えられている。ようするに「高学歴」男性と付き合い、結婚すればいいのだ。なに?出会いがない??あるさ、「援助交際」ってやつが。
古典的な若年女性売春って奴は、かなりの確率で『若年』「低学歴」女性と『高齢』「高学歴」男性を結びつける働きをしてきた。援助交際は別に「金銭的な」援助だけをもたらしてたわけではない。「低学歴集団からの離脱」という援助をももたらしていたのだ。
しかし、「健全な青少年の育成」とやらいう考え方が、このチャンスをすごい勢いでぶっ潰している。
なに?「援助交際なんて今だって頻繁にあるじゃないか」だって?そうでもない、というか全然違う。
「高学歴」男性ってのは「慎重」なのだ。出会い系とかそういうインターネット越しのシステムだと、サクラが多すぎて投資対効果が悪すぎる。出会い喫茶とかに「若年」女性がいられる時刻帯になんか仕事から解放されることはない。結果としてこの手の出会いは「立ちんぼ」から始まる確率が非常に高い。
逆に「低学歴」男性は、とりあえずやってみる攻撃で出会いサイト、出会い喫茶、なんでもアタックする。というかお前らまだ仕事の時間だろうが、何しけこんでんだ…という勢いで。だから、こういう所での「出会い」ってのは、「低学歴同士」ばかりになる。
このような形態になるのは、ようするに「若い女性」による「売春」は「いけないことだ」という短慮蒙昧があって、男女双方ともに罰則が最大化されているからだ。
「それでも」やる女性には経済的理由があり、経済的理由さえ満たされるのであれば相手が「高学歴」だろうが「低学歴」だろうが関係ない。目の前のお金に飛びつけば、当然もっと大きなチャンスは失うことになる。
はっきり言おう。売春法なんかもう「60歳以上の売春は禁止」ぐらいで丁度いい。
若年層の場合はむしろ積極的に煽るべきだ。「低学歴」家庭に生まれた女性には小学生の頃から推奨するぐらいでもいい。
そうすることで「高学歴」な男性と「低学歴」な女性のカップルを増やす。そうすりゃ「低学歴」集団から抜け出しやすい女性が増える。ペア間の収入差が大きいと一方が子育てに専任する、という傾向はあるから子供の数だって増える。そして何より「低学歴」な集団が徐々に小さくなる。