だったら、仮にあぶく銭のようなお金を手に入れたとしたらそれを遊びに使う事ができるのではないか?
そう思って、人生で初めて宝くじ…サマージャンボを買ってみたのだけれど。
想像してみたら、全然まったくそんな事はないらしいという事に気付いた。
もし仮にこの宝くじが当たって大小問わず金銭を得たとしても、多分誘惑に負けて貯金してしまうと思う。
世の中には「どうしてもお金を使ってしまう」と悩んでいる人が大勢いるのに、自分はまるで逆だ。
正直言えば、金を湯水のように使って遊ぶ様が面白そうにも見えないのだけれど、しかし遊びがない人生というのもつまらないと思う。
だからと言って普段どおり金を使わない遊びばかりしていると、お金じゃなくて楽しさそのものをケチっているような気分にもなる。
貯金は楽しいれけど、使い道のないお金という問題を先送りして口座に放り込んでいるだけのような気もする。
自分の知らない楽しさはまだまだ世の中にたくさんあるだろうが、もう若くもないしあまり興味を抱けない。
遊ぶのは、お金を使うのは、本当に難しくて大変なことだ。
納得の行く遊び、納得の行くお金の使い方を探して、金銭消費に対し納得しようとするから、きっと難しいのだと思う。
遊びたいと考えているはずなのに、考え方にまったく遊びがない。矛盾だ。