2013-07-07

入院ゆとりについて考えた

ただいま入院中。

6人の相部屋なのだが、自分ともう一人の二人しかいない。

この相部屋のA男(推定22〜23)がアホすぎる。

自分28歳で自営業という事もあり世の中で言う「ゆとり」というものに触れた事がないまま今まできたのだが、こいつはまさにそれだった。

まだ同じ部屋になって一週間も経っていないのに問題がたくさんありすぎる。

生活音がうるさい

そもそも入院中の生活マナーなどは曖昧で、曖昧からこそ自分の中の神経質レベルを最大まで上げて生活するべきじゃないか

ため息、あくびの時に漏れる声、伸びをした時に漏れる声がすでにいちいちうるさい。PCを見ながら笑う声とか。

■食事音がうるさい

いわゆる「くちゃらー」である汁物がなくてもうるさい。納豆が最悪だった。

■相部屋で携帯をかける

少々の時間であれば自分も何にも思わないし看護士も何も言わない。

しかし、彼は初日から大学サークルの宿の予約を電話でしだした。

じゃらんで予約するとー」「◯◯大学◯◯部代表の◯◯ですがー」「ツインの部屋をー」とかもうアホすぎる。

電話口だけバカだと思われないように丁寧な言葉を使っているのが透けて見えてしまっている。

まだ!まだ自分は我慢出来る範囲だ。

自分仕事が詰まっているとそうなるだろうし、しょうがないと思って何も言わずにその日は終わったのだが、その後基本彼は日中に一度はベッドで電話をしている。

寝たきりの場合しょうがない。それも分かる!しかし、彼は松葉杖で洗面も排泄も出来る。買い物も自分で行っている。

病室と同じ階に談話室もある。もうこれはマナー違反ではないか

もう退院してしまったが相部屋で自分と彼以外にもう一人いた時もあった。

その日の20時過ぎにBは手術を終えたようで消灯時間である21時のちょっと前に戻って来た。

麻酔朦朧としているのか、カーテン越しに聞こえる看護士との会話が辛そうだった。

消灯時間になり一応部屋は真っ暗になる。

そこでA男である

彼はなんと消灯してからベッドで電話をしだしたのである

事務的な電話ではなく、「え?何年付き合ってんだっけー」「いや、それは男に気持ちいっちゃうでしょ」的な話をしている。

ここまでくると怒りなどではなく不思議な気分になる。

自分であれば極力電話の内容などは聞かれたくないし、聞かせてはいけない事もあるので問題がなければ出来るだけ人のいない場所に行くのだが

A男にその選択肢はないのである

ましてや自分以外に手術したばかりの人がいるなら自分なら絶対に電話はしない。

この時は15分我慢してそれでも続くようなら看護士にチクろうと思い、結局チクった。

しかも注意されたらすぐ止める。

!?そんな程度の電話かよ!じゃあ最初からすんなよ!

■見舞いが来て大富豪をする

日曜には昼過ぎから友達彼女が見舞いに来ていた。

このような事態になってから自分は基本イヤホンをして過ごすようになった。

たまにイヤホンを取ると

「2であがれるかなー」「俺革命すっから」「え、マジやめてよー」

これは見舞い来てるヤツも相当アホじゃないか

その後見舞いの人間は増えて最終的には5,6人になっていた。

しかも、その後彼女と二人になるとぼそぼそと話す。

最初からやれよ。

やらねーなら二人になってもでかい声で話せよ。

■よく見られようとする

看護士とのコミュニケーションはよくとっている。他の会話もすらすらと問題ない。

「あ、エアコン自分入れたんで大丈夫っす」「教員免許は持ってんですけどー」

これはもはや自分が公平な目で見られない部分があるのも事実で分かっているがかなり鼻につく。

以上の問題行動の原因がいわゆる「ゆとり」というカテゴリーにあるのかどうかは分からないが、少なくとも前の部屋の人はそんな事する人は一人もいなかった。

これを機に「ゆとり」について自分なりに考えてみた。

そもそも「ゆとり」というもの自分は新たな可能性があると感じている。

それはいわゆる今までの日本っぽさには無い良い意味での自分勝手さが見えるからである

少し前に日本スノーボーダー腰パンをしていて問題になったが、あんなもんバッシングなんてされるような事じゃない。

好きにしたらいい、服装なんて。彼は代表になる実力がありそこで勝負しているんだから全く関係ない問題だ。

あの服装を叩く事の裏には「もっと謙虚であるべき」という願望があるからだろう。

しかしながら彼はいい結果を残せなかったので叩かれてもしょうがないのかもしれない。

にしても叩かれるのは結果がはっきりしてからでよかったはず。

ゆとり」に対するイライラとは

自分勝手さとそれを行使した事で発生する状況をやんわりと逃げよう

とするところにあるのではないだろうか。少なくともA男からはそんなニオイを感じる。

自分勝手とは一般的には嫌なものであるが新しいものを開拓する時には必ずどこかで「自分勝手」を経由しなければたどり着けない。

あたらしいスタンス価値観を作り上げる事が出来るならばある程度「自分勝手」は許されるだろう。

結局、ホリエモンが少し前に言っていた事と似ているが

自分でやらないなら文句言うな、文句言うなら自分で作れ」って話だろう。

飲み二ケーションが嫌なら嫌で断って帰ればいい。

勘のいいヤツは我慢して行って色々な情報を持って変えるだろう。

帰ったって勉強するならそれでいい。

でも上司に誘われる以上、そこも会社の一部だと言う事を肝に銘じておかなければいけない。

A男の行動には

自分勝手はしたいがそれから発生する後ろめたさや(大げさに言えば)孤独に耐えられない」という背景が見えるのである

そんな事を打ち込んでいる間にも

A男は彼女と「いや男が弱くなったってのは女の言い分でー」「でもそれ男ヒキョーじゃね?」みたいな事を話している。

彼に新しいものは作れない。

  • ノイローゼですね。

  • http://anond.hatelabo.jp/20130707181552 ゆとり論というか、どの時代にもありふれた非常識な若者への個人的な鬱憤だよね。 たった一人のサンプルだけで世代的な問題にすり替えて語っちゃうの...

  • この程度のやつが一人いただけで世代丸ごとバッシングされるようなら、 毎週末国道占拠して違法改造車で暴走行為に明け暮れるのみならず、当たりそこらじゅうに落書きをしたり抗争...

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