NTTドコモはMNP流出を食い止められない。すくなくとも今のままでは。
仮にiPhoneを取り扱ったとしても困難だろう。
ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3社合せた契約数はおよそ1億3000万。
ドコモが6000、KDDIが4000、SBMが3000くらい。だいたい。((正確には6098万8100、3681万7200、3132万2000で合計1億2912万7300))
そして2012年のMNP実績はドコモは△130万で、KDDIとSBMがそれぞれ90万、40万の転入。((正確には、△131万3200、93万3000、39万3300))
おおよそ130万。もちろんドコモへ移る人もいるので、これがMNP利用数を表しているわけではない。
もしもドコモがiPhoneを売り出して、同じように販促を頑張ったとして、3社の競争力がほぼ同じになったとする。
各社ともMNP対策に力を入れて、今まで通り1割の契約数が移動するならば、
ドコモ:+350万、△600万=△250万
KDDI :+450万、△400万=+50万
SBM :+500万、△300万=+200万
そしてこれはシェアが均等に1/3ずつになるまで続く。
めちゃくちゃな仮定のもとに、とても乱暴な計算をしている。
それでも、ドコモの継続的なMNP純増の実現が困難なことには変わりないように思う。
契約数の数字はau、通年のMNP転入超過が過去最高に――2012年12月契約数 - ITmedia プロフェッショナル モバイルより。