2013-06-23

僕は祝福された人生にふれるのを恐れている

ここ数年テレビを見ることがめっきり減った。

朝、時計がわりに情報番組、夜、ニュースつまみ食い。あとは年に数本のドラマアニメNHKスペシャル。その程度しかテレビを見なくなった。仕事のある男性社会人なら、以外とみんなそんなものかもしれない。

テレビを見なくなった理由は単純に面白くなくなったから。それにニュース情報エンターテイメントネットで事足りるし、もうテレビはどうしても必要ものというわけでもない。

ただ、テレビを見なくなったのにはもう一つ理由があって、それは僕の内面に理由がある。僕は祝福された人生を眼にするのを避けている。

テレビは祝福された人生であふれている。基本的に成功した人々しか登場しない。

バラエティを視ればお笑い芸人モテ自慢を聞かされる。

ドラマかわいい娘を見かければ、付き合ってる男のことが気にかかる。

ニュースを視れば、テレビ局社員という恵まれた雇用者に相対しなければならない。

そういった成功に満ち溢れた彼らを眼にすると、どうしても平凡な自分人生を振り返らざるを得ない。

祝福された彼らの人生は、祝福されることのない僕の人生を傷付け、惨めなものにしていく。

それでも僕は祝福されることのない自分人生を大切に生きなければならない。

から僕は自然テレビから距離をおくようになった。

これはある意味自分人生からも逃げていることになるのだが…精神衛生はいいです。

さっきEテレ荒木飛呂彦千住明の対談を見ていて、椛島良介がでた時にテレビをけしてそんなことを考えた。

(なのでネットでも祝福されてそうな人には近寄りません。chikirinとかDankogaiとか。上場したらはてなもやめるかな)

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