2013-06-05

ある転職経験者の話

最初に入った会社は、マーケティング系の会社

かなり忙しい会社だった。

何度か身体も壊した。

それでも仕事は楽しかった。

が、ある日、急に失くなってしまった。

仕事への情熱が。

燃え尽き症候群というやつだったのかもしれない。

その日を境に、仕事を楽しめなくなった。

早く帰りたい、そればかり考えるようになった。

オフを楽しむような、他の人生があるんじゃないか

そんな気持ちが膨れ上がってきた。

この気持ちのまま、社会人続けていくのか。

あと30年もあるのに。

無理だ。そう思い、転職した。

新しい職場選びの基準は「残業が少ないこと」。

幸い、いいとこが見つかった。

これまでのスキルも活かせる仕事だった。

残業も少ないし、年収もほぼ変わらない。

願ったり叶ったりだった。

そのはずだった。

だんだん違和感を覚え始めた。

ここにいて、俺は成長するのか?

どんなキャリアになるんだろう?

年収は上がるのか?

そんなことを考え始めた。

結局、一年で辞めた。

で、マーケティング系の会社転職した。

遠回りして、後悔したか

それは全く無い。

たった一年だったが、他の人生を満喫した。

何より、素敵な出会いに巡り会えた。

それは、前の会社にいたら、訪れなかったと思う。

仕事忙殺される毎日では。

人生仕事だけじゃない。

そんな当たり前のことに気付けた。

今の会社も忙しいけど、残業は抑えるようにしてる。

仕事にのめり込まないようにしてる。

燃え尽きないようコントロールしてる。

自分を知り、マネジメントできるようになったのも収穫だ。

あの一年は、自分客観的に眺める、いい機会だった。

社会人というか、一人の男として、成長できた気がする。

良くも悪くも仕事中心の生活だった俺に、

新しい人生見方や、自分の捉え方を与えてくれた。

というより「新しい生き方」だな。

ま、いつまで続くか分からんけどな。

また変わらざるを得ない時も来るだろう。

その時はまた考えればいいか

そう思ってます、っていうお話

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