次の文を読んで、あとの問いに答えなさい。ただし、組み換え価(%)は
ある生物において、遺伝子A、B、Dはそれぞれa, b, dに対して優性であるとする。
遺伝子型がAAABBの個体とaabbの個体とを交雑したところ、F1はすべて
〔AB〕であった。続いて、このF1を(①aabbの個体と交雑)したところ、
(②その子には〔AB〕:〔Ab〕:〔aB〕:〔ab〕が6:1:1:6の比で生じた。)
次に遺伝子型がAAddの個体とaaDDの個体とを交雑したところF1は
(③〔AD〕:〔Ad〕:〔aD〕:〔ad〕が201:99:99:1の比で生じた。)
1.( )①のような交雑を何と呼ぶか答えなさい。
2.次の文中の(ア)~(オ)に入る適切な語句や数値を書きなさい。
上の結果は、メンデルの( ア )の法則にしたがっていない。すなわち、
遺伝子のAとB、aとbはそれぞれ連鎖していることがわかる。ところが、その連鎖は
不完全で、減数分裂第( イ )分裂の( ウ )期に、相同染色体間で( エ )が
起こり、その結果として、遺伝子の組み換えが( オ )%の率でおこったと推定することが
できる。
3.( )②の個体のうち、遺伝子の組み換えによって生じた個体の遺伝子型をすべて書きなさい。
4.このF1からF2をつくると、その表現型とその分離比はどのようになるか答えなさい。
5.( )③より、遺伝子A-d間の組み換え価(%)を求めなさい。
6.別の実験で遺伝子B-dの組み換え価を求めると、4%であった。
A,B,D(a,b,d)3つの遺伝子の総体的な位置と、相対的な距離を
図示しなさい(遺伝子Aはすでに解答欄に記入してある)。