2013-05-19

TRATTORIA GANZOの強欲経営


小さな飲食店は障害者の人に対応する余裕なんて無い

心情的には理解しますが、とはいバリアフリーというのは言い換えれば「障害者を拒絶して得た利益は不当な利益」という理念であり、それに照らすならば件の店の経営方針は強欲の謗りを免れないということになるのかなと思います。「残業代なんて払ってたら会社が潰れる」とか「全駅にエレベーター障害者トイレ完備とか不可能」といった泣き言と同じく、我々の社会においてはそうした態度は許されないのです。我々はもう十分豊かになったから、これからはやさしい社会を築いてゆきましょう、というのが我々の選択で、とはいえその基本理念にはみなが共感したとしても具体的日常的なレベルではコンフリクトが発生するから、だから盲導犬の入店拒否は違法だし、学校から半径200メートル以内に風俗店を作ったら違法だし、分煙してない飲食店違法なわけです。高田シェフの夢、つまり自分の店を持ちたい、小さくてもいい、肩肘張らずに手頃な値段で楽しめる店を」という夢それ自体は邪悪でも強欲でもないけれど、しか文明人たる我々は彼の夢を「断腸の思いで」葬らなければならないのです。ああ辛い辛い。

こういう正義という旗の下ならどんな暴言も許されると思ってる人達の方が、よっぽど悪意に満ちあふれた糞な人種だと僕は断言できる。

君らの方がよっぽど他者の弱さに不寛容だ。

まずひとつ、悪意と正義は両立します。ふたつ、不寛容正義は両立します。みっつ、正義はそれ自体が目的たり得ます乙武氏本人のことを考えてみてください。今回の件、高田シェフ自分の店という夢を賭けて戦っているけれども、乙武はいったい何を賭けて戦っているんでしょうか? Twitter拡散して炎上させて、最終的に彼は何を得るんでしょうか? 金? 謝罪? 障害者が受け入れられる社会? ちがいますよね。ああやって「正義」の側に立つことそれ自体が彼の目的なんですよ。なんせ正義きもちいいですからね。バリアフリーはそれが社会にとって有益から為されるのではなく、それが正義から為されねばならないのです。だから正義の余波で高田シェフの夢の城が潰れようが、社会が停滞しようが、バックラッシュ乙武氏が暴行を受けようが、それはどうでもよいことなのです。

予言しておきますが、この件かならず議員先生が絡んできますよ。障害者と絡めば無条件で正義になれますからね。こんなおいしいチャンスはめったに無いですよ。橋下も今頃歯噛みして悔しがってるでしょう。なんで大阪でやってくれなかったんだ、って。

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