2013-04-23

靖国神社遊就館のこと

靖国問題がまた騒がれる今日この頃

おそらく多くの日本人靖国神社を訪れたこともないだろうし、

靖国神社が実際にどんなところなのか、って知らないですよね

靖国意味や意義といったことではなく、靖国神社ってこんな雰囲気で、こんなものがあるんですよー、的な意味で)

私は以前、九段下に勤めていたこともあり、また義父が靖国神社を頻繁に参拝していることもあり、

おそらく一般的な30代日本人男性としてはかなり頻繁に(といっても年に2〜3回ですが)靖国神社を訪れています

そんな私も靖国神社を訪れるたびに実は大きな違和感を覚えているのです。

正直なところ、靖国神社とりま歴史的な背景や現在の議論の多くを私は詳しくは理解しておりません。

そんな無知自分ではありますが、やはり靖国神社って何か特別なところ、というか現在日本空気とは隔絶された、

異質な空間に思えるのです。

その象徴たる存在が「遊就館」です。

遊就館については下記よりwikipedia記述を参照ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E5%B0%B1%E9%A4%A8

靖国神社が護国の英霊 246万6千余柱 を祭っていることはもちろん知っていますし、

わたしも参拝する際は日本のためにその身を捧げた人々を尊敬し、鎮魂の思いをもって祈りをささげています

それにしても、「遊就館」に象徴される前時代的な空気、いわゆる国粋主義軍国主義的な空気

あれほどまでに強調する必要果たしてあるのでしょうか?

これも皆、わたしの不勉強による誤解なのかもしれませんが、

やはり靖国神社という空間は、わたしたちの世代には違和感に溢れる空間であり、

私たちが思う日本という国の空気、こうありたいと思う国の価値観とは大きく乖離していると感じるのです。

靖国神社存在自体をわたしは問題だとは思いませんし、そこに国民皆が参拝するのは良いことだと思っています

国会議員大臣総理がそこに参拝するのもごく自然な行いだとも思います

この国の歴史を思い、そこに生きた人々の霊を思うことは日本に生きるわたしたちとって、むしろ必要なことだとも

思うのです。

ですが、現実の問題として、いまの靖国神社は少なくともわたしにとっては素直に参拝できる場であるとは

思えず、少なからずそこに参拝することの抵抗感を感じる場なのです。

中国韓国がどうとか、戦争責任がどうとか、そうした話ではなく、

わたしたち日本人にとって、靖国神社はどういう場であり、どういう場であるべきなのか、

わたしたち若い世代も含めて、しっかりと議論し、その在り方を見つめ直すべきなのではないでしょうか。

いつか、何の抵抗もなく、ごく自然で、素直な気持ちで靖国神社を訪れることができる日が来ることを

願います

  • 靖国神社は国民洗脳に使われてるのは明らかなんですが、国家神道という宗教自体がもともと政宗一致なんで問題なんですよ。天皇制ももともと近代国家と矛盾してる。

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