再びid:maeda_a氏へのお答え
世の中,かなりの話は『程度問題』だと思うのですよね
なんでこの指摘がこっちに向くのかな。ハイパーインフレは絶対に起きない、と曰わった浜田センセこそ、程度問題を無視しているじゃありませんか。こちとら、絶対に起きないわけじゃない、たとえば財政マネタイズ期待が広がったケースなら起こるよね、と反証したまでです。ぜひとも浜田センセにおっしゃってください、程度問題のテーマに関して「絶対」とか言わないでください、と。念のため付け加えるなら、「絶対」ってのは程度にかかわらず常に、という意味ですから。
「財政マネタイズ」という(通貨の信認とか構造改革とかと同じように)おどろおどろしい,そしてたいていの場合に空虚な言葉というのは,黒か白かはっきりするよな定義のある話ではなく…
では、「財政マネタイズ」ではなく"globally non-Ricardian fiscal policy"と言うことにしましょう。そう言い換えても、こちらの論旨には何の変化もありませんので。定義はWoodford見てください。
バーナンキがQEとはglobally non-Ricardian fiscal policyだなんて認めたら、それは財務省とFRBのアコードの変更ですから、それこそレジーム・チェンジということになって期待はジャンプするんだ、というのがリフレ理論からの帰結でっせ。アコードに変わりはないとの認識を持ってもらうためには、バーナンキはQEがglobally non-Ricardian fiscal policyであるとは認めるわけにはいかなかった。もちろん、globally non-Ricardian fiscal policyを明示的には認めなかったとしても、たとえば米国債の価格維持政策を採っていると見られれば、ああアコードは変わったんだなあということになるでしょうが、それは言葉そのものに意味が無い「言霊」だという話ではないでしょう。
インタゲレンジの可変性だけ縛ったところで、fiscal policyがRicardianかどうかは変わりませんからねぇ。FRBの場合、アコードはfiscal policyが悪くてもlocally non-Ricardianに留まることを意味してますし、ECBの場合、マーストリヒト条約において各国のfiscal policyがRicardianであることを求めてますし。日本の場合、今のところは財政がRicardianであろうと皆が認識している(例:下記リンクでの浜田センセのご発言)わけですが、それは何のルールにもなっていない(みんな大っ嫌いの財務官僚のビヘイビアの結果でしかない)ので、その明文ルール化なんかがいいんじゃないかと、個人的には思いますです。といっても、Ricardianの具体的ルール化だった財政構造改革法が少なからぬ「リフレ派」の目の敵にされてたように、これも難しいんですけどね。最終的には凍結されちゃいましたし。ま、純然たるRicardianだとインフレ圧力がまったく生じない(はずな)ので、locally (non-)Ricardianであるようなものがうまく設定できたらいいんじゃないでしょうか。
ぶこめにコメントいただき、ぶこめで返せる分量でないので、増田借ります。もとのブコメは次の通りで、 id:BUNTEN氏の通りリフレ政策は期待が肝だが、サージェントの通りハイパーイン...
リフレ政策自身に反対だあなんて書いたものはありませんぜ。 それは失礼しました. 財政マネタイズじゃないか… 世の中,かなりの話は『程度問題』だと思うのですよね.「財...
再びid:maeda_a氏へのお答え 世の中,かなりの話は『程度問題』だと思うのですよね なんでこの指摘がこっちに向くのかな。ハイパーインフレは絶対に起きない、と曰わった浜田センセこ...
ハイパーインフレは絶対に起きない、と曰わった浜田センセ 横だけど、本文ちゃんと読んでないでしょ?記事のタイトルには上みたいな感じに一部が抜き出されて煽りみたいに使われ...
横だけど、本文ちゃんと読んでないでしょ?記事のタイトルには上みたいな感じに一部が抜き出されて煽りみたいなのが使われていたけど、本文では浜田さんはきちんと限定をかけている...
「今の日本で」というのは非常にでっかい限定でしょ。 今の日本は戦後ののように、あるいは最近の白人追放のジンバブエのように生産性に問題を抱えているわけではなく 徴税の能力...
では、「財政マネタイズ」ではなく"globally non-Ricardian fiscal policy"と言うことにしましょう。 将来の行動に対する明確な定義を与えるなら,ずいぶん話が違いますね.それなら「言霊」...
体臭を消せってwwww コイツは馬鹿だなwwww