秋元康の狙いはアイドルの破壊。アイドル冬の時代の再来なんだよ。推測だが。
秋元康はAKBビジネスが成功しようが失敗しようがどうでもいいはず。おニャン子はじめ数々の成功で、お金は十分に稼いでいるだろうし(ギャンブルで借金まみれという噂もありますが)出資は別のところにやらせているんで、失敗しても秋元の懐は痛まない。
こういう人間が再びアイドルビジネスをやる理由、これは名誉欲に他ならない。
こう思った理由があって、一昨年のレコ大で高橋みなみあたりが言っていたんだが、秋元は自分が取ったことの無いレコ大をどうしても欲しかったそうだ。
まあ成功した人間が、次に名誉を欲しがる、というのはよくあるパターンだからね。
じゃあ秋元は何を狙っているのか。秋元は一度「女性が芸能界を目指す際にAKB以外の選択肢が無くなるようにしたい」 って発言している。
つまり、AKBの前にアイドル無し、AKBの後にアイドル無し、って状況を狙っているんじゃないか?
売上や規模で言えばAKBの前にアイドル無しの状況に持ってこれた。じゃああとは後から抜かれることの無いよう、アイドルというものを破壊しつくしたいんじゃないか。
実際、今回のこの件でAKB系ならずアイドル全体に嫌悪感を持っている人が多く表れている。
あと、今のAKB系のファンはそのあと他のアイドルを好きになる可能性はかなり低い。
なぜなら、AKB系のファンは疑似恋愛の対象として見ているタイプのファンが多いから。
アイドルファンって疑似恋愛の対象として見る人とパフォーマンスを純粋に見る人の二つに分かれて、前者は中高生、後者はもうちょっと上の世代か小学生が多いんだけど、前者のタイプってこれを最後のアイドルにする勢いでファンをやるんだよね。
だから今好きなグループのファンを辞めるとき=アイドルファンを辞めるとき。後者の様に別のグループに手を出すことはあり得ない。
だから、幾人かの人が指摘している通り、AKB系の終わり=アイドルの終わり、となると思う。こうなる確信もある。
なぜなら、かつてのアイドル冬の時代を開いたのは誰なのか、ってことなんだ。
アイドル冬の時代というといろいろ定義があるみたいだけど、1988年~1993年のここをアイドル冬の時代と定義することにする。
この時代を迎えた要因は大きく3つが指摘されていて
・小泉今日子の「なんてったってアイドル」によるアイドルのメタアイドル化
これなんだけど、このうち2つに秋元康はかかわっているわけだ。秋元康はアイドルファンという鉱脈の上で焼畑農業をしている。
だから再びアイドルを壊される前に秋元康を追い出せ。これしかない。
秋元の目論見が君の予想通りであるなら、秋元を応援したいと思う。 アイドルは賤業であり、子供たちに見せて憧れの対象にしていいものではない。 アイドルという仕事がとことんブラ...