2013-01-26

このごろ流行りのコンテンツ産業モデル

http://anond.hatelabo.jp/20130126042320

http://anond.hatelabo.jp/20130126105553

どうもどちらも自作自演っぽいエントリだったけど。

コンテンツ産業はマスを相手にパッケージングされた物を売る産業ではないと言われてから久しい。

おかげで、「じゃあ、”誰”を相手に”何”を売っているのか?」

って言う問いに誰も答えらなくなってしまって、暗中模索。皆さん頑張って新しいモデルを探してるわけだ。

でだ。”ボカロ界隈”は、結構最近になって成功したモデルなわけ。

いわゆる”ボカロ界隈”は「”コミュニティ”相手に”体感共感”」を売っているわけ。

それでマネタイズはどこで行うかというと、”コミュニティ”にアクセスできるメディア事業として成立させる訳。

例えば、初音ミク人形を作れば”初音ミク”という媒体であるだけで届く人がいる結果、価値がでて値段がつくし、”コミュニティ”が大きく成長し当該コミュニティの人員に訴求したい企業が出てくれば広告主にもなってくれるわけ(TOYOTAとかgoogleとか、な。)

ここで、”ボカロ界隈”という”コミュニティ”はどういう”コミュニティ”なのか?

「みんなー。曲作ったたよー。きいてー。」

「聞いたよー。ぼちぼちじゃね?」

「えーん。えーん。」

みたいな、送り手と受け手キャッキャウフフ((はてな村なら承認要求が燃える音に該当))するのを楽しんでるわけだ。

ここで大切なことは、

楽しんでるのは送り手側もなんだから、金を出すという段階になっても、曲の作り手側も”コミュニティ”の一員として、お金を払う側になるということ((ニコ生えぐい商売ですよね))。

ここが理解できるかできないかが、"コミュニティ"に所属しているか所属していないかの境目なわけ。

からボカロを使って直接マネタイズしようとする個人がいると反発があるわけ。

マネタイズ個人は「いい曲作ったから、聞いた対価として金払え」という意識でいるが、

それを聞いたコミュニティ人員は、「は?村に住んでもいないのに村人ズラすんなよ、この糞が。なにかってに村の共有財産自分のもの勘違いして粋がってんの?なんか勘違いしてないか、お前?一人でやって行きたいなら村から出ていってやれよ」となるわけだ。

まりマネタイズ個人は、”コミュニティ”の村人を商売相手とターゲッティングしておきながら、村自体を馬鹿にしているわけです。

そのような所業をしておいて、何故理解されない、何故売れないなんて頭抱えてるのはマジ馬鹿ですね。

ニコニコ出身でも、ボカロから離れて自身でオリジナル作って評価された人は、そこまでヘイト稼がない気がしますけどね。ま、この場合でも、”ボカロ界隈”のヘイトは逃れられても"ニコニコ動画"というコミュニティのヘイトは逃げられないですけど。

まとめ。

最近はやりのコンテンツ産業モデルは、「”コミュニティ”相手に”体感共感”」を売り、マネタイズは”コミュニティ”にアクセスできるメディア事業として成立させるモデル。そーしゃる、そーしゃる、なんて言われてたけど、実態はそれぞれの興味を核とした群宇宙にすぎないことが露呈。なので、コンテンツを種にまけばそれを核としてコミュニティが成立し、仕掛ける側で自発的にマネタイズできる界隈を作ることができたってわけね。

はてなとか、東方とか、ニコニコとか、群体であるコミュニティ”を相手にするのは大変ですけど、頑張ってください。

mixiは既にほろんだ。

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