2012-11-04

twitterネット上の人間関係は、一度壊れてしまったら修復不可能。

twitterネット上の人間関係は、一度壊れてしまったら修復不可能。」

これはただの考察に過ぎません。3年ほどtwitterを続けてきて思ったことを言ったまでです。ネット出会いネットのみで交流している人間同士が一度でもけんか別れをしてしまったら、仲直りするのはとても難しいはずです。僕がそう考えた理由は次の3つです。

一つは、twitterにおけるブロックという仕組みが仲直りを過度に難しいものにさせるからです。一度ケンカ別れをして、どちらか一方でももう片方のアカウントブロックしてしまったら、ブロックされてしまったアカウント人間がいくら弁明・謝罪しようと思っても、その声は相手には届きません。この仕組み上の問題が理由の1点目です。

2つ目の理由は、文字による意思疎通がメインになってしまう点にあります。言うまでもありませんが、対面で謝るのと、文面で謝るのとでは、相手の気持ちを動かす可能性の点で、圧倒的な差があります。同じ気持ちで謝っても、それが対面での謝罪であったか文面での謝罪であったかで、許してもらえる可能性、あるいは、弁明を聞き入れてもらえる可能性には圧倒的な差が出てきますよね。当然のごとく、対面での謝罪や弁明の方が、文章でのそれよりも強い影響力を持ちますしかしながら、インターネット上で交流していた者どうしの間で起きたイザコザにおいて、対面で謝罪する機会は、ほとんど100%の確率で設けられないだろうと推測されます。仲良し同士がオフ会をすることはあっても、ケンカした人間どうしが謝罪のためにわざわざ日時・場所を決めて対面する機会を持とうとするとは考えにくいですよね。これが2点目の理由です。

3つ目の理由は、どの人も、対面・直接での人間関係以上に強い思い入れをもってネット上の人間関係を営んではいないだろう、と考えるからです。ネット上、特にtwitterでの交流のみで、相手の人間についてどれだけのことがわかりますか?ここでいう「情報」とは、性別職業身長趣味、嗜好、などのような情報ではありません。相手に対して抱いたシンパシー嫌悪感や「好き」「嫌い」というような様々な感情の原因となる情報です。これらは、心で感じるもので文字に起こせる何かではありません。しかしながら、日常生活において、僕たちは相手からこれらの莫大な情報を受け取り処理しながら人間関係を築いています。これら莫大な情報によって、相手に対して「好き」や「嫌い」といった感情や「この人はなんか気が合う」「この人とはなんか気が合わない」という感情が生まれます。そして、相手から受け取るこうした莫大な情報から生み出された様々な感情感覚が、人間関係の絆を規定していると考えています。そう考えたときインターネット上で文字だけの交流では、相手について得られる情報が圧倒的に乏しく、結果、強い絆は生まれにくいわけです。ネット外、つまり現実での人間関係において、「仲直り」という現象がしばしば起こりうるのは、喧嘩が起こるまでの当事者間に、喧嘩をしても仲直りできるだけの絆があったからです。お互いが、喧嘩したことについて相手に怒りを持ちつつも、「でも、やっぱり仲直りしたい」と考えるからです。インターネットでの人間関係は、文字だけの交流ゆえ、喧嘩後にお互いをそういう気持ちにさせるのはとても難しいことです。

以上3点が、「ネット上の人間関係は一度壊れたら修復不可能」と考える理由です。もう一度簡単に整理します。

 まず1点目として、twitterの仕組み、特にブロックという仕組みによる人間関係修復の難しさについて話しました。当事者のどちらか一方が一度でもブロックボタンを押してしまっては、謝罪・弁明する機会を持つことは半永久的に不可能になるという話でした。

 次に2点目として、文字による意思疎通の難しさ、また、文字が相手に及ぼす影響力の低さについて話ました。文字によるやりとりは、表現微妙ニュアンスの違いなどから誤解を生みやすく、また、対面で話し合うのに比べて圧倒的に影響力に劣るため、人間関係の修復は難しいという話でした。

 最後に3点目として、ネット上の人間関係に対する思い入れの弱さについて話ました。僕だけでなく、そして貴方もまた例外でなく、ほとんどの人が、ネット上の人間関係に対してそれほど強い思い入れを持っていないと考えられます。それは、相手に関する情報の圧倒的乏しさがもたらす「絆の弱さ」が原因であると考えられます喧嘩後もお互いが「でもやっぱりもう一度仲直りしたい」と思えるだけの「強い絆」を築くのは、ネット上の交流だけではやはり不可能に近いと考えます。このレベルの絆は、対面での人間関係においても、短期間で築かれ得るたぐいのものではありません。ましてや、文章でのやりとりでは何年かかっても築かれうるものではないように思います

僕の意見を変えさせたいなら、この僕を納得させるだけの全うな反論を以て、意見を変えさせるなり、撤回させるなりしてください。貴方方の反論に納得できれば、素直に発言を変えますしかしけして不可能でしょうね。僕は正しい。

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