2012-09-01

仮想SF・蚊型盗撮ロボット近未来

・2040年、某中学校女子トイレ内で、

 体長数ミリの不審な「虫」が発見される。

・一見、「蚊」のような外観・大きさをしているが、

 中身を精査してみると、超小型カメラリモコン飛翔操縦、画像送信機能が付いた、

 超小型盗撮ロボットであることが判明

・緊急に文部科学省警察庁が全国の学校に確認、モニタリングしたところ、

 約3割の学校トイレにおいて、このような超小型盗撮ロボットが出入りしていたことを確認

さらに、警察庁が全国の20代女性注意喚起し、

 「不審な蚊が自宅内に入っていないかどうか、確認」させたところ、

 約2割の女性が「不審な『蚊』を自宅内で発見した」と回答

 (不審な理由=冬なのに発見された、トイレや浴室などに出没、など)

盗撮者に取って、蚊型ロボットの「利点」は、

 「盗撮されている側が、ロボットでなく生物昆虫)と誤認し、

  何ら警戒しないこと」

 である

犯罪関係者

 「実は蚊型盗撮ロボットは、もう何年も前から実用化され、

  ネットなどで高値で取引され、既に相当程度盗撮被害が発生している」とのこと。

・また、「足がつきにくい」ことも、盗撮やすい理由。

 仮に蚊型盗撮ロボット存在を突き止められても、そこから犯人検挙するのは至難の技と言われ、

 実際、逮捕されたケースもレア

 (別件で逮捕したら、余罪で蚊型ロボット盗撮を自供、のケースが大半)

・もともとは、アメリカ軍事目的昆虫ロボット盗撮以外に、暗殺などにも利用)が

 2020年頃に完成したが、2030年頃にはテロリスト犯罪団体も

 昆虫ロボットを入手するようになった。

最初暗殺テロや、企業盗撮などに専ら用いられた

 (価格が数百万円したから)

 しかし、2035年頃になって、価格が10万円程度にまで廉価になり、

 一気に「個人覗き魔」向け需要が急拡大した。

・蚊型盗撮ロボットの標準スペックは、

 作動時間=約3時間

 最長飛翔時間=計10分

 最高飛翔速度=時速4キロ

 盗撮電波到達範囲=半径50m

典型的な使われ方(公共トイレの覗きの場合

 まず、男子トイレに入り、そこから蚊型ロボット隣の女トイレへ飛翔させる。

 (男子トイレからリモコン操縦)

 女子トイレの壁に接着させた後は、男子トイレの中で、ひたすら画像を受信し、

 女性が入ってくるのを待つ。

 3時間以内に女性トイレに入れば、盗撮成功

 (そうでなければ、蚊型盗撮ロボット電池が切れ、盗撮失敗)

典型的な使われ方(自宅トイレの覗きの場合

 まず、女性の荷物の中に蚊型ロボットを入れる。

 その上で、その女性ストーカーし、自宅近くまで行く。

 その上で、電波受信可能な場所で待機し、自宅内トイレまで飛翔させる

・事態を重く見た警察庁は、超小型ロボットの一律製造販売規制法律を作るが、

 海外から超小型ロボット密輸されるので、なんら実効ある対策が打てなくなる。

・摘発例では、美術品の中に超小型盗撮ロボットが紛れ込んでいた。

 この場合、「20万円の美術品」という取引のされかたをしたらしい。

 (20万円のうち、19万9990円までが、盗撮装置価格だが、

  表向きは「20万円の値打ちがある、すばらしい美術品」)

・その後、多くの小中学校女子トイレには、

 「蚊取線香」(蚊型盗撮ロボット無力化装置)が取り付けられたが、

 相当高価なので、なかなか一般の女性宅には普及しない。

 盗撮ロボットの方も、装置をくぐり抜けるタイプが開発されたり、

 装置を感知するとそのトイレを避けるような機種も「開発」され、いたちごっこ

プロによると、盗撮魔の「狙い目」は、進学塾女子トイレらしい。

 学校よりも警戒が緩く、かつ、「小学5、6年生女子が多い」から

 (児童ポルノ規制の影響?で、この年齢の女子への「ニーズ」が一番多い)

・「自分で楽しむ」需要以上に、「盗撮画像転売して儲ける」需要も根強い。 

・・・という近未来が、来るかもしれない・・・

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