ぼくの根っこの部分にあるものはなんだろうと考えてみたよ。
ぼくの根っこの部分には「飢餓感」がある。
おなかがすいたーとかいうソレとはちがう種類の飢えだ。
自分への誇りであり、
それをバネにして生まれる飢餓感だ。
ぼくにはある、キラキラしていないし、大きくもないけれど。
確かにある。
ちっぽけなプライドってやつだ。
いつだってがんばるをしてた。
その誇りが潰されたことはあるか?
ある。ナンバーワンな人間はいつだって造作もなくそれをしてみせる。
同じことをしても結果は違うってやつだ。
何でできなかったんだろう。
くやしい。はずかしい。いつのまにか名誉や体面をうしなってた。
その感情をバネにしてなにが生まれた?
それなのにまだがんばるをするんだ。
まけたのに、温泉の中みたいに居心地が良かった。
でも足りなかった。
ひもじい、からっぽで見渡す限りどこにも求めるものはなくって、
ぼくの根っこの部分はからっぽだ。