2012-03-02

AIJ問題の本質は、「能力なし意欲なし経験なし」の担当者を「プロ扱い」して保護を取っ払ったこと

 AIJ年金問題報道がどうも自分の中でしっくり来ない。

 この問題の本質論は、

 「年金基金運用者をプロと扱っていること自体、実態に乖離している」

 ということでは?

 例えばトラック年金基金で、運用担当者

 「自分年金運用を志してトラック会社に入りました」なんてケースは、まずゼロだろう。

 恐らく根っからトラック野郎で、クルマトラックが好きなのに、

 体を壊したか失敗したか何かで、年金担当という「閑職」に追いやられた、

 そういう手合いが運用担当になっているのでは?

 ※新聞社志望者が記者志望ばかりで、経理・人事志望者が少ない(というか、いない)と

  某新聞社が嘆いていたが、それと同じ。

 そういう手合いだから仕事への意欲も推して知るべしである

 要は、「能力なし・意欲なし」で、しか金融知識の勉強期間ほぼゼロ人間が、

 「能力豊富・意欲あり・十数年間金融知識の勉強してきた」という歴戦のツワモノの

 金融プレーヤーと同じ土俵に乗っかる、ということ自体、無理があるのである

 単に国(企業)の制度の都合上、いきなり多額のカネを渡されているだけだ。

 「金持ち」即ち「プロ」ではない。

 

 金融庁金融政策は、「プロアマを峻別し、アマ保護するが

 プロ自己責任にして、プロ向けは規制緩和する」という政策だが、

 閑職意欲なし年金担当者を「プロ視」して、彼等に関する規制を緩和したことに無理があるのでは? 

 言って見れば、職業軍人徴兵軍人の差、とでも言うべきか?

 金融庁は「お前ら軍人なんだから戦時国際法軍人扱いするぞ」と言っているが、

 徴兵軍人側(=年金担当者)は「自分の意思でこの職業になったんじゃないのに・・・」と

 ぼやいている、そんな感じ。

  •  恐らく根っからのトラック野郎で、クルマ・トラックが好きなのに、  体を壊したか失敗したか何かで、年金担当という「閑職」に追いやられた、  そういう手合いが運用担当...

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