2012-01-27

#身分制度と嘉蔵の屈辱#

 村田蔵六にその才を見出された嘉六であったが、

 提灯張替えの職人に過ぎぬ最下層身分の彼が長崎で味わった苦労と屈辱は並大抵のものではない

・まず嘉蔵のためについてきた御目付役が嘉蔵を自分の下男として扱うのである

 (この当時、能力があっても、身分が下であるというだけで敬意を払われることはないどころか見下される)

 さらに身分はその役人の「中間」よりも下だから食事も何もかもが中間以下の待遇に甘んじるほかない。

 旅の途中の中元の下着まで洗わされてしまう・

・それでも嘉蔵が幕府通訳蘭学者にあって色々学ぶためには、この役人にお願いして連れていってもらうしかない。

 理解能力ゼロ役人土下座し、頓珍漢な取り調べを受け、たいして役に立たない取次しかしてもらえない。

 それでいて、いざ蘭学者と接する段になると役人は役に立たず、嘉蔵の下働きをすることになる。

 下働きといっても、現在感覚であれば能力が嘉蔵の要求にこたえるため西に東に走りまわるところを想像するだろうが

 江戸時代は身分があるから、嘉蔵が土下座して役人に紹介状などを書いてもらうことになる。

 それでも当時の身分意識から役人は「嘉蔵に使われている」という気分になるから、必要以上に嘉蔵につらくあたる。

 しかしこれで蒸気船建造が失敗すれば役人責任にもなるから、嘉蔵の願いは結局聞いてやらねばならない。

 役人役人で、散々いじめながら身分意識概念に囚われてストレスを抱えているという状態だった

江戸時代は、安定という名の「怠慢許容・推進システム」が恐ろしいほど機能してたわけだな

 身分が上のものしか学問をしてはならぬ。しかし身分が上のもの学問しない。

 おお、時代が発展しないか努力しなくても身分は維持できる。やったね!まるでいまの○○○○みたいだ!

→そんな悪循環と貼りのむしろの中、目付も中間も寝静まった夜中に懸命に蒸気船の研究を続ける嘉蔵であった。

 何のために長崎でこんな地獄の日々を送らねばならないのか、と時に思わないでもなかったが

 そのたびに頭に浮かぶのは、オランダ船スンピン号の動力室であった!

 嘉蔵は苦労について蔵六に述べることなく、蔵六とは設計の打ち合わせを行い、

 その後何度か長崎に行き、そのたびに辛い日々に耐えることになる


#吉田松陰講義1#

私は死など恐れてはいられないのであります

好みが自由になれば幾度でも同じ事をします。

もちろん正気では怖くてこのようなことは言えません 私は狂人でありたいのです

しかし私の行動は周囲に迷惑を及ぼします 同志の金子くんもそれで死んでしまいました

しかし怖いとか悲しいとか言うのは私事です いつまでも泣いてはいけないのであります

私は長州藩を いや日本国全体を考えねばならないのであります

私はこうして入られない 皆さん何かしましょう

みなさん学問しましょう ここには私達がいるあなた達がいる 互いに教えあおうではありませんか

人と人の出会いほど尊いものはありません 私には知らないことがたくさんある

みなさんはひとり残らず私の師匠です!

あなた、お名前はなんとおっしゃいます

悪口がお好きな人だと聞き及んでおりますが、他には何がお得意ですか?

字が得意?それはすばらしい。ぜひ私に書を教えてください

旅の経験がある人は、旅の話を教えて下さい

そうすれば私は獄舎にいながらしてあらゆるところにいけるのであります


#吉田松陰講義2 社会に向けるべき怒りと私事の違い#

義憤・公憤は正義となり社会を変える力があります

それに比べ、私怨は小さく自分をも滅ぼしてしまます

同じ怒りが心の方向で全にも悪にもなるのです。

みなさんは言葉だけで行動しない牢の外にいる人達よりも君子たるべき素質も資格も十分備えている立派な人なのです

あとはその心を正義に向けましょう。自分のためだけでなく人のために戦うとき小さな殻を破れるのです

みなさんはあと一歩の人たちなのです!

自分大事にし、それと同じだけ他人を大事にすれば良いのです。

他人をおろそかにすることで自分もおろそかにしてはもったいない

  • http://anond.hatelabo.jp/20120130144439

    写経まとめ。まだ半分も進んでない。あと23冊がんばるぞー。 http://anond.hatelabo.jp/20120115094907  蝦夷とアイヌまとめ作業場 http://anond.hatelabo.jp/20120116094011  ロシアまとめ作業場 http://...

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