2011-10-31

原発事故レポート

BBT大学院大学で、福島第一原子力発電所事故に関してレポートが公開されています

http://pr.bbt757.com/2011/1028.html

三ヶ月間にわたり綿密に事実を調査し10/28に発表に至ったようです

発表までは、関係機関から調査先へ圧力がかかる可能性を懸念し、おおっぴらにせずに

調査していたようです

また、調査のための協力は政府に求めるが、公平性を保つために、政府から報酬は一切もらわず

BBT大学学長大前研一氏がボランティアで行なったようです

この調査を行なった動機としては、来年以降、原発を全部呈した場合、今年よりさらに厳しい節電

が必要になるため、原発事故の経緯を明らかにし、対策をたてようと言うことのようです

レポートの内容によれば、事故の影響が大きくなった原因としては、津波の規模が想定外だったこと

よりも、むしろ、災害時に冷却用の電源が失われたこと、設計指針として電源の確保の重要性が盛り

込まれて居なかったことが挙げられています

実際、電源が一つでも残っていた所は冷温停止成功しており放射能漏れは起こっていないようです

また、事故後早い段階で炉心融解が起こっていたことが現場では分かっていたにもかかわらず、4月

まで政府から公表されなかったことも指摘されています。(情報がどこかで途切れたことまでは調査

で判明したようですが、政府が知っていながら隠蔽したわけではなさそうとのことです。)

また、作業にあたった現場の方が、過酷な状況で精度の高いオペレーションを行なったことも明らか

となったようで、事故の影響を最小限にする努力をされた方には頭が下がります

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