2011-07-16

http://anond.hatelabo.jp/20110716173919

五条大橋身投げが頻発しているので何とかしろと奉行所から命を受けた役人は、夜を徹して橋を見張ることにした。

夜もとっぷり暮れた頃、人気のないはずの橋に怪しい人影が現れた。人影は橋を通り過ぎることなく、橋の真ん中を迷うように行ったり来たりしている。

しばらく後、人影は意を決したように橋の欄干から身を乗り出そうとした瞬間、物陰からそれを見ていた役人は飛び出して叫んだ。

「とうとう見つけたぞ!お前だな、毎晩のように身投げする不届き者は!」

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