「なぜ反原発と叫ぶのか」の僕なりの分析:堀義人氏
に対して、一原発者として反論してみる。
原発推進にいろいろな理由があるように、
反原発にもいろいろな理由があって、
僕以外の立場もたくさんあるとは思うけど。
①電力が経済に不可欠なことを理解できない。
電力が経済に不可欠なことを理解し、経済の重要性を認めた上で、
今受けている恩恵を捨て去ってでも、原発はなくさなければならないと考える人もいる。
もっと分かりやすく極端に言えば、今の職を辞めて、自給自足の生活をしなければならなくなってでも、
原発はなくさなければならないということだ。
自分の都合で原発を推進する人には、考えもつかない発想かもしれないが。
原発の場合、事故が起こった時に、その地域に人が住めなくなる、
単に死者だけの問題ではない。
⑤この機会に人気を上げたい
これは半分そうで、半分当たらない。
数十年単位で考えれば、科学技術が発展してこの問題は解決するだろう。単なる時間の問題。
今はまだ非現実的だろう。
しかし、原発にかけてきたお金と時間が、太陽光発電や蓄電の開発にそそがれてきたならば、
今、どれだけ変わっているだろうかと思わずにおれない。
⑧放射線に関するデマを信じている人(奇形が生まれる、東京が放射線で汚染されている等。事実は、東京の放射線量は、香港よりも低い)。
なぜここで「東京」が出て来るのだろうか?
今回の事故は、数県にだけ大きな影響を与え、それ以外の県では今のところ大きな影響にはなっていないように思える。
数十年後にどういう影響があるか分からない。
レベル8とか9とか、新たに作成する必要があるような事故も考えられるのだから。
⑨CO2を過少評価している人
CO2はたしかに大きな問題で、
反原発と同じぐらい強い思いで、CO2を減らさなければならないと思っている。
ただ、CO2を減らすために原発をと考えるべきではない。
別の道が今ないのであれば、それを作ることに全力を挙げるべきである。
当然だが、原発をなくすべきという僕の主張は、多くの主張の一つにすぎない。
CO2やゴミの問題、社会保障や政治、経済活動に対する見方など、たくさん主張があって、
そのうちの一つにすぎない。
いい機会なので、原発についてネットでもテレビでも、本音で討論したらいいと思う。
電力が経済に不可欠なことを理解し、経済の重要性を認めた上で、 今受けている恩恵を捨て去ってでも、原発はなくさなければならないと考える人もいる。 もっと分かりやすく極端...
単に死者だけの問題ではない。 自動車だって死者だけの問題ではないだろ 他の問題を矮小化するくせに原発問題を矮小化されたら文句言うわけ? 反原発関係なくそういう態度は俺は...