福島に、日本のあちこちにあるビンボーな地方に、原発が必要だったわけじゃない。
強力なカンフル剤としての役割が期待できるものだったとしても、少なくとも福島の地域振興の手段がそれ(=原発)でなければなかった理由などないはずだ。
たぶん、かつてのお国や県のエライさんたちはそう言ったんだろうけどね。
上記のエントリを書いた人は原発のある県にいながら、数年前までそのことについてほとんど意識したことがなかったらしい。
たぶんこの人自身は原発を受け入れた自治体の人じゃないんだろうから仕方ないかな、とも思うし、安全だとしつこく刷り込まれたとしても不思議でないが、それにしてもこの人は無邪気だ。例えば原発のある町長の歓迎コメントを引いて、
って。町長が歓迎しているんだからイコールそれが町民全体の総意だ、って。そんなおおざっぱな視点でこれまでの40年間のアレコレを総括するな! といいたい人は、沢山いると思う。少なくとも福島同様古くからある原発のお膝元で20年近くを過ごした自分は、ちょっと涙出そうだった。
ただ、それにもかかわらず、この人は実に率直に自分の態度の変転をあらわにしたと思う。皮肉ではない。増田でしかコメントできない自分と比べれば、この人の方が肝がすわっている、と素直に思っている。
じゃあ原発以外の地域振興策を教えて欲しい。 地方交付税はバラマキと言われ、ダムも空港も高速道路も作るなと言われる中で過疎地域にどう金を回すのか。 有効な答えが出せるなら、...
個人的には、バラマキと言われようとも、ただ住民に金をばら撒く方法が有効だと思う。 必要なのは原発よりもバラマキを悪いことのように思ってしまう国民に対する教育のほう。