価値観が一夜にして変わった。
まさかのタイミングで手持ちのカードがシャッフルされてしまった。
敵がいない(見えない)けど、開戦。21世紀型やね。
「戦争が希望」といった論旨のことを論壇に発表していた人のことが頭をよぎった。
泥縄式の敗戦ムードが漂うけど、「大丈夫だ」を繰り返す大本営発表。
このあたりは1940年代のままだった。
太平洋をまたにかけようとしたときは、兵站を広げすぎてしまっていた。
あれから65年あまり、今度は、あらゆるものをひとつに集中させすぎていた。
何をやるにも最適化されたひとつの答えがすべてな価値観は脆く弱かった。
まずは生き残ることが、目の前の最優先事項になっている。
そのヒントは、先人がとった行動の中に隠されているはずだ。
スポーツイベント以外で、旗や歌を誇りに思うことをためらうようになった不思議な人たち。
忘れてしまった何かを思い出せば、生き残れるかもしれない。