日本では江戸時代は薩摩藩とか長州藩とかいろいろなグループに分かれていてそれぞれ戦争したり貿易したりしていたのが、交通手段や通信手段が発達していく中で日本と言うひとつに国になっていって、こんどは日本と言う国が世界の他の国と戦争したり貿易していたりしたのだけれど、それが21世紀になっていよいよ世界がひとつになろうとしているだけです。
そして、グローバリゼーションによって何が起こるのかと言うと一物一価の経済法則が国境を超えて進展していくと言うことです。
コカコーラの値段は世界中どこでも同じになっていくということです。
同じスキルで同じ仕事をする人の給料はどこの国でも同じになって行きます。
そしてグローバリゼーションが我々日本人の給料にどう直撃するかと言うと、これもとても簡単なことで、途上国の労働者でも簡単に出来る仕事をしているひとの賃金がどんどん下がっていきます。
だって、僕が経営者だったら、同じ仕事をやってくれるなら月給30万円の日本人より、月給3万円のベトナム人を雇うもん♪
当たり前でしょ。
逆に、世界中どこにも代えのきかないスキルを持っているほんの一握りの人たち、例えば世界的な歌手とか作家とか、凄腕ヘッジファンド運用者とか、カリスマ経営者とか、天才プログラマとか、そんな本当に一握りの人たちが天文学的な報酬を受け取ることになるわけです。
なんせ、そんな人が活躍できるマーケットは一国だけに留まらず世界まるごとになるわけですからね。
結局のところ、グローバリゼーションは、先進国のほんの一握りのプロフェッショナルと途上国の単純労働者にはプラスに働き、先進国の大多数の単純労働者にはマイナスに働くわけです。
そんでもって世界全体では経済の効率がさらによくなるのでプラスです。
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51160882.html