こうして隔月刊化第一号を、装いも新たに、皆様のお手元にお届けすることができました。ご講読いただきました読者の皆様、そして社内外を問わず、この号に関わった全ての方に御礼申し上げます。
誠にありがとうございます。
これからの「コミック百合姫」が目指すこと、それは到ってシンプルです。百合人口を増やすこと、これに尽きます。
繰り返しになりますが、もはや百合が今までほどに特別なものではなくなった今、本誌自体が特別な存在とならなければいけません。そして、今まで百合に興味がなかった人に、その存在を知らしめることが使命だと考えています。
百合人口を増やす、それは必ずしも、本誌の読者を増やすことイコールではないとも考えています。ですので、万が一、本誌をお気に召さなかった方は、他社の百合アンソロジーを手にとってみてはいかがでしょうか。ひょっとしたら嗜好が合うかもしれません。気に入ったら、ぜひそちらを続けて講読して頂きたいと思います。
同業他誌の講読を勧めるのも変な話かもしれませんが、現状、百合業界は全く狭い世界です。今は、その世界全体を少しでも広げていくことが急務です。また、類誌とは、市場の多様性を示すバロメーターにすぎず、ライバルではありません。
ライバルは、我々と同じく、百合を追い求めて止まない人たち。すなわち、読者の皆様方なのです。
これからも、ともに歩んで参りましょう。
そして、末筆となりましたが、『ハーモニー』のコミカライズ企画は次号以降からの開始となりました。楽しみにお待ち頂きました皆様、また関係者各位に御詫び致します。申し訳ございません。我々としても忸怩たる思いではありますが、全力を尽くしてまいりますので、引き続きお待ちいただければ幸甚の至りであります。
http://www.ichijinsha.co.jp/prebrowse/yurihime/201101/_SWF_Window.html
何か物凄い勘違いしている感じが。 自分こそが百合のパイオニアだとか思っていそう。