2011-01-24

Justice for girls.

これからの「百合」の話をしよう

 

 こうして隔月刊化第一号を、装いも新たに、皆様のお手元にお届けすることができました。ご講読いただきました読者の皆様、そして社内外を問わず、この号に関わった全ての方に御礼申し上げます

 誠にありがとうございます

 

 これからの「コミック百合姫」が目指すこと、それは到ってシンプルです百合人口を増やすこと、これに尽きます

 

 繰り返しになりますが、もはや百合が今までほどに特別なものではなくなった今、本誌自体が特別な存在とならなければいけません。そして、今まで百合に興味がなかった人に、その存在を知らしめることが使命だと考えています。

 百合人口を増やす、それは必ずしも、本誌の読者を増やすことイコールはないとも考えています。ですので、万が一、本誌をお気に召さなかった方は、他社の百合アンソロジーを手にとってみてはいかがでしょうか。ひょっとしたら嗜好が合うかもしれません。気に入ったら、ぜひそちらを続けて講読して頂きたいと思います。

 同業他誌の講読を勧めるのも変な話かもしれませんが、現状、百合業界は全く狭い世界です。今は、その世界全体を少しでも広げていくことが急務です。また、類誌とは、市場の多様性を示すバロメーターにすぎず、ライバルではありません。

 ライバルは、我々と同じく、百合を追い求めて止まない人たち。すなわち、読者の皆様方なのです

 これからも、ともに歩んで参りましょう。

 

 そして、末筆となりましたが、『ハーモニー』のコミカライズ企画は次号以降からの開始となりました。楽しみにお待ち頂きました皆様、また関係者各位に御詫び致します。申し訳ございません。我々としても忸怩たる思いではありますが、全力を尽くしてまいりますので、引き続きお待ちいただければ幸甚の至りであります

 

           「コミック百合姫編集長 中村成太郎

 

 

コミック百合姫百合姫2011年1月号(無料公開)/一迅社

http://www.ichijinsha.co.jp/prebrowse/yurihime/201101/_SWF_Window.html

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