どっかの2chまとめブログで「高齢オタほどキャラ萌えで作品を選ぶ」とかいう意見が、かなり賛同を得ているのを見た。
多分、この場合のオタっていうのはアニオタに置き換えられると思う。
自分の周りのいわゆるアニオタも30後半以降になるとそういう人間が大多数な印象がある。
年取ると嗜好がそっち方面に向いていくっていうわけじゃないだろう。
単にキャラ萌えな人間が「オタク」として生き残っているだけのような気がする。
言い方を変えれば、40近くなっても「オタク」って括りに入れられてしまう人間は、キャラ萌え出来るか否かを基準に選んでいるところに原因がある、ということ。
つまり周りの見方が変わってるだけ。
キャラ萌え以外で作品を選ぶ人間は、ある時点でアニメやら何やらからは卒業していくか、歳を重ねていくうちにフォローしてるジャンルの幅も広がっていって、典型的なアニオタ像からは外れていく。
アニメ漫画が好きな人間が、自分の好きなテーマ、設定の小説や実写物に手を出し、同じ著者や監督を好きになり、別の系統の作品もカバーするようになり、音楽やらメカニック、ファッションの知識も蓄える。
そして中年を迎えれば周りからの目は「オタクのオッサン」じゃなくて「サブカル好きのオッサン」になる。
そうなれなかったのがキャラ萌えの高齢オタクなんじゃないだろうか。
似たようなキャラがいるから、という理由で他の作品に飛び火することはあんまりなさそうだし。
同じようなビジュアルの作品を好むっていう傾向はあるかもしれないが。
アニメ作品が他のメディア作品に比べて優れているのって、やっぱりキャラが可愛いとかそういう部分だと思う。
あとは臨場感と現実味の無さがいい感じにバランスが取れていて、荒唐無稽な場面でも最初から作り物と覚悟ができているし、作画が酷いとかでなければ余計な雑音が入ってこないところ。
でも視聴者の中でビジュアルより別の要素が大きくなったとき、アニメを見つづけるよりも他のメディアを漁るほうがその要素において満足できる作品が見つかりやすい。
そっちにいかなかったのは小説を読むときに要求される想像力とか、映画での俳優の臭い芝居とか、そういう雑音に耐えられなかったんだろうか。
つーかね、年を取るごとに萌えが必要となってくるのよ。若い子との接点がない生活をしていると。格好とか体裁みたいなものがどんどんそぎ落とされていった結果、「女の子のかわい...